Ua値より先に知っておくことは冷暖房費
おはようございます、紙太材木店の田原です。霜注意報が出てましたが今朝は6度ちょっと。暖かさに体が慣れてきたので、6度で寒く感じます。昨日は午後時間が出来たので竹の伐採いつも筍を掘りに行く竹藪の道を挟んだ隣の敷地今までそこに竹なんて生えてなかった雑木林意識もしてなったんですが、先日偶然生えているのに気づいた次第。思いもかけない場所ですが早めに伐採しておかないと後々苦労するのは目に見えてますから・・・幸い太い孟宗竹は無くて直径3~5センチほどの淡竹これならチェーンソーでなくて鉈で切れます。地面から1mほどの高さでカットしましたが思ったより沢山生えていてヘトヘト・・・これから筍が出てくる時期ですからもっと早くに気づけばと悔やまれます。隣の竹藪だけで手一杯ですから筍が出てきたら速攻、蹴倒すしかありません。さて、先日の打合せ時にUa値の話しが出ました。Ua値なんて言葉は学校では習いませんから家を建てたりリフォームをする人でなければ、とんと縁がありません。家を何とかしようと考える時、暖かい家とか断熱性に意識が行って初めてUa値にお目見えする訳ですがほとんどの方は何それ?調べてみると家から逃げていく熱らしい小さい方がいいらしい断熱性の基準もUa値らしいetc誤解されやすいのですが、Ua値は家から逃げていく熱の全てを表している訳ではありません。正確には外皮から逃げていく熱外皮と言うのは床、壁、天井、窓から逃げていく熱です。計算の仕方は簡単外皮の面積が200m2家の外が0度室内を23度Ua値を4月から義務化された0.87w/m2Kとすると200m2x23度x0.87w/m2K=4002w外が0度の時、室内を23度にしようとするとこのUa値0.87の家は約4.0KWの暖房エネルギーが必要となります。4.0Kwの暖房エネルギーを出すエアコンを探すと10畳~14畳用のエアコンが該当します。これならこの4月から義務化された省エネ基準のUa値0.87の家でもエアコン1台で家中暖房できる?出来ますが、残念ながら1か月の暖房代を計算すると4.0Kwのエアコンの消費電力はAPF3.0程度として1.3kw1.3Kwx35円/kwhx24時間x30日=¥32.760円実際は外気0度が24時間続くわけではありませんし、設定温度になれば送風に切り替わりますから、これだけ暖房代がかかるわけではありません。(美濃加茂市の2025年2月の平均気温2.9度)それとUa値はあくまで外皮から逃げていく熱ですから、家全体から逃げていく熱を表している訳ではありません。24時間換気が義務付けられていますから、換気によって常に熱が逃げていきますし、日射が入れば冬でも熱が入ってきます。暖房エネルギーを計算するにはそれらも考慮して計算しないと暖房費がいくらになるかわかりません。(人の人数や家電、照明器具も熱を出します室内設置のパワコンも、潜熱もetc)つまり、Ua値は一つの参考程度で実際に住んでいる方にとって知るべきなのは暖房費がいくらかかる家か冷房費がいくらかかる家か家を建てる時やリノベーションする時は、Ua値や断熱性能等級より先に暖房費や冷房費がいくらかかる家になるのかを必ずお聞きください。新住協でもPHJでも断熱性の基準はそちらです。紙太材木店インスタグラムこちらから紙太材木店HPこちらから