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ケヤキの木の下で            岐阜/愛知   自然素材でZEH READYの家

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2014年04月09日
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カテゴリ:温熱環境
おはようございます、
紙太材木店の田原です。


週明け2日は現場
薪ストーブの煙突を吊り上げてるところです。
2014 4 8 (11).jpg


今朝の川辺町は7度
事務所は17.8度ですが
寒がりの私には少し寒く感じます。
人によって寒さの感じ方は異なりますが
昨年ドイツに行った時に
通訳をしていただいた女性は日本人でご主人はドイツ人
Masumiさんによれば寒さに対する感覚が日本人とは違いますとのこと
日本人では寒いと感じる17度程度では平気なので
室温設定では時々意見の相違が表面化するとのことです。

さて、
統一した寒さの尺度を表すのが暖房デグリーデー(暖房DD)
日本建築学会 拡張アメダス気象データというのがあって
18度を基準に一日の平均気温が18度と何度差があるかをひと冬積算したものです。
そのデータを見ると
日射量の地域区分も出てますから
自分の住んでる地域の暖房DDと日射量がわかります。

面白いのは
一般的な感覚と実際の数値が異なることです。

例えば
金沢と美濃加茂どっちが寒い?
新潟と中津川では?

金沢の暖房DDは1926
美濃加茂は2034
気温では美濃加茂の方が寒い

新潟は2199
中津川は2296

こんなことを書くと
岐阜県の美濃地方は相当寒いんだ

美濃加茂を知らない人は

やっぱり・・
なんて思ってしまうかもしれません。
名古屋まで30km程度
まぁ、そこそこ寒いですけどね(^^♪

どちらかといえば
金沢や新潟がイメージと違い
そこそこ暖かいと思っていただいたほうがあってるかもしれません。

では日射量はというと
岐阜県の観測地点23ヶ所のうち
地域区分A(日射が豊富)なのは
岐阜市、美濃加茂市、多治見市の3つ
それ以外はほとんどがB
高山も大垣も中津川も恵那も美濃も関ヶ原もB

もちろん先ほどの金沢や新潟はC

ということは
岐阜市から西各務原、美濃加茂、可児、多治見までにかけての地域は
金沢とほぼ同じ気温でそこそこ寒いけれど
日射が豊富なのが幸いして
工夫次第で省エネで暖かく過ごせる地域となります。

その工夫の中で一番大事なのが窓
どんな窓を(どの程度の性能)どちら向きに使うか
今年はサッシ性能が従来に比べて革命的に進歩する年です。
昨年までに建てられた家では取り付けることができなかったような
高性能なサッシが各メーカーから出され出揃います。

10年前にはペアガラスのサッシが標準というのは考えにくかったと思いますが
現在はペアガラスがようやく標準になりました。
(いつもお話してますが、日本のサッシの断熱性はよくありません
 世界レベルから遥かに遅れてます、今の標準のペアガラスも)
10年先には標準的なものになってるサッシが
今年ぞくぞくと出ます。

家から逃げていく熱のうち窓から逃げていく熱が40%
どんなサッシを使うか予算と相談ですが
家具はあとからでも買えますが
サッシは一度つければ簡単には変えられません。
パネルを載せる予算があれば
先ず躯体性能の向上に回すのが基本です。

じっくり考えても損はありません。










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Last updated  2018年03月21日 22時13分02秒
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