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ケヤキの木の下で            岐阜/愛知   自然素材でZEH READYの家

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2015年01月28日
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カテゴリ:温熱環境
おはようございます、
紙太材木店の田原です。

昨夜から寒さがぶり返してきたようで
今朝も寒い美濃地方です。

さて、いまお打合せをしているお客様は床暖房を利用されてます。
このようなケースでは
新たな家の暖房システムも床暖房をご希望になることが大半です。
床暖房が如何に気持ちがいいかと言うことを強調されるのですが
よく聞いてみると
床暖房だけで暖房しているのではなく
エアコンやファンヒーターをお使いになっている場合が多く、
床暖房だけで暖房というのはあまりありません。
サッシの性能も断熱性もそれほど高くありません、
床暖房では結露やコールドドラフト(サッシから降りてくる冷気)を
防ぐことはできませんから補助的な他の暖房が必要になってきます。
また、低温やけどにも注意しなければなりませんから
それほど床面の温度を上げることができないのも補助暖房が必要な要因の一つです。

床暖房についてての一般的な認識は
暖かいと聞くけど設置費用とランニングコストが心配といったところでしょうか

高性能な住宅を作る場合、全室暖房が基本になります。
床暖房のようにリビングだけとか
LDKだけという局所暖房は考えられません。
床暖房だけで全室暖房をしようとすれば
全室床暖房にするかあるいは一部の床を高温にしなければなりませんが
低温火傷や設置費用、ランニングコストの面から
現実的ではありません。

高性能な住宅を作る実務者の間では
「床暖房は寒い家の補助暖房」
というのが共通した認識です。
全室暖房が基本の高性能住宅では
暖房費を今の一般的な住宅の1/4から1/3にすることが目標ですから
そのような家での床暖房はかんがえられません。

現在作られている高性能な住宅では
エアコン1台あるいはFF式ファンヒーター1台で
全室暖房が可能ですが
一般的にはあまり知られていません。

住宅の性能もプリウスが出た時と同じように
ここ数年で大きく向上していますが
残念ながらそれは日本で毎年建てられる家のひと握りでしかありません。

寒い家の補助暖房である床暖房
まだまだ日本では需要がありそうです。








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Last updated  2018年03月21日 20時36分32秒
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