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ケヤキの木の下で            岐阜/愛知   自然素材でZEH READYの家

ケヤキの木の下で            岐阜/愛知 自然素材でZEH READYの家

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2015年02月02日
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カテゴリ:温熱環境
おはようございます、
紙太材木店の田原です。

ここ数日は日中でも寒い日が続いています。

土曜日の午後に一宮市でお客様と打合せをして
3時過ぎに一宮を出ました。
日差しもあり冬なのですが
それほど寒さは感じませんでした。

ハンドルを握って30分ほど(渋滞あり)で岐阜市の粟野の家について車を出ると
そこは別世界、とっても寒い!

尾張平野で一宮市と岐阜市の間には山も峠もありません。
一宮市からは岐阜駅前の高層ビルが見えるくらいの距離なのですがこの寒さの違い

岐阜は空気が冷たい

両市の間には山はありませんが
岐阜市と一宮市の間には木曽川が流れています。
更に岐阜市では市内に長良川が流れていて
粟野の家はこの長良川の北に位置してます。

岐阜市内でも長良川の北と南では気温が違うと言われているくらいですから
川を二つまたげば直線距離にして17kmほどでも
随分気温が違ってきます。


つまり岐阜市の長良川の北は濃尾平野の山際ということになりますから
朝の天気予報でも言うように
平野(一宮市)と山際(岐阜市)では降雪量も気温も違います。
更に言えば岐阜市の気温の測候ポイントは加納の辺り
岐阜市でも随分南で岐阜駅より南ですから
朝の岐阜市の予想気温を見ても
そのまま使えるのは長良川の南の人だけ
北側に住んでる方は2~3度低めに見たほうが
感覚的に合っていると思われます。


暖房度日という言葉があります。
暖房デグリーデイとも言います。

簡単に言えば気温18度を基準に
一日の平均気温がそれを下回った分をひと冬積算したもの
国の省エネ基準の地域区分に用いられている数値です。

例えば岐阜市の暖房度日は1725度日
大垣は1722度日
美濃加茂は2034度日
高山は流石に多くて2937度日
河合村では3100度日
(新住協 技術情報 第45号 気象観測地点データ一覧による)

といった具合に日本中各県内に測定ポイントがあって
それぞれの暖房度日がわかっています。
これは簡単に言えば寒さの比較表ですが
岐阜市の測定ポイントは先ほど触れたように
加納ですからかなり南
長良川から北のエリアは恐らく美濃加茂と同じかそれ以上ではないでしょうか。

意外な数値もご披露できます。
新潟市 2199度日
金沢市 1926度日
福井市 2066度日

暖房度日が出てくると
もっといろんなことがわかります。
日本の省エネ基準の海外との比較なんてことも

JPEG次世代省エネ比較img_popup01_01.jpg

下側に暖房度日が出ていて
美濃地方の平均的な2000度日あたりのQ値(家から逃げていってもいいとされる熱量)は2.7
諸外国は1.5あたりでしょうか、約半分ですね。

国が規制して熱の逃げていかない家(暖かい家)しか建てられませんが
日本はその規制がとても緩やか
さらにEUではそれが義務化されてますが
日本では義務化されていません。

暖房度日が2000程度の平均的な地域なら
Q値は1.5が国際的な基準
将来を見据えれば1~1.3が必要になるんじゃないでしょうか。









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Last updated  2018年03月21日 20時35分14秒
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