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ケヤキの木の下で            岐阜/愛知   自然素材でZEH READYの家

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2015年05月18日
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カテゴリ:温熱環境
おはようございます、
紙太材木店の田原です。

もう蚊のいる季節になりました。
網戸が完備している最近の家では
室内でハエや蚊を見ることはあまりないかもしれませんね。

古い家に住んでいると
ガラス戸はオープン
網戸も衣替えの季節にしまってあるものを出してきて取付けるわけで
しかもガラス戸との間に隙間もあったりして
蚊に効果があるか疑問ですが
ないよりはマシという程度でしょうか(^_^)
きちんと閉めればもう少し効果があるかもしれません。


さて、
今の時期、日曜の午後にソファーに横になって
のんびりと本なんぞを読んでいる時に吹く風は気持ちのいいものです。
(と言っても私の花粉症はまだ症状が出るので困りものです)

一般に住宅で通風という場合大きく分けて二つあります。

上のように春先や秋の心地いい通風(^_^)
夏の暑い時期にエアコンなしで過ごすための通風(^_^;)

本屋に行くと本も多く出ています。
私の手元にあるのは

「エアコンのいらない家」
自然のチカラで快適な住まいをつくる仕組み
山田 浩幸

「エコハウスのウソ」
エアコン嫌いもほどほどに。
前 真之

「エアコン1台で心地よい家をつくる方法」
エアコンをつけても寒いし、暑い・・
そんな
ガラパゴス断熱の家はもういらない!
西郷 徹也

皆さん、建築の専門家が書いている本で
エアコンが必要から
エアコン不要まであります(^_^)から
迷ってしまいますね。

仕事柄、意識的にいろんな意見の本を読むことにしてますが
一般の方はご自分の考えに似た本を手に取りますから
自然派の方は「エアコンのいらない家」を買って
妙に納得されるかもしれませんね。

「エアコンのいらない家」というと
通風だけのように思われるかもしれませんが
ミスト噴射や半地下、屋根に湧水散水など
エアコン以外のいろんな工夫をされてます。

私なんぞはそこまでするなら
エアコンつけたほうが楽なんじゃないかな
などと思ってしまうのですが
そこは住む方と設計者のこだわりでもあるわけです。

ただ、「エアコンのいらない家」でも
日本の夏を心地よく過ごすには
通風だけでは足りないようで
プラスアルファの工夫がされています。

ということで
日本の夏を通風だけで心地よく過ごすのは
無理があるというのが専門家の共通した認識です。

ここで問題になるのが
淑女のお約束、
「わたしエアコン好きじゃないの」

これは
エアコンの冷風が直接当たることと冷やし過ぎを指しています。
もちろん、多くの方が不快に感じることで
冷房だけでなく、暖房時にも言えることです。

居間に1台、キッチンに1台
寝室、子供室にもということになれば
5~6台のエアコンが必要
6畳から12畳程度の空間にエアコンが1台あることになりますから
その部屋にいる限りそこから吹き出す冷風、温風から逃れるのはむつかしいですね。

でも、夏に家中を1台だけのエアコンで冷房できたら
あるいは冬に1台だけで家中暖房できたら
エアコンの設置場所を工夫すれば
直接風に当たることはほとんどありませんし
もちろん、1台だけで住めば
電気代も節約できます。

断熱や換気、気密といった住宅の基本性能
それに夏冬の日射の利用や遮蔽といった設計上の工夫
その上で冷暖房設備をどうするかを考える必要があります。
夢夢、通風だけで夏を乗り切ろうなんて思っちゃいけません。

前先生曰く
人間は暑さに強い動物だが、
それは「汗が乾く」から。
湿度の高い日本の夏に、
「冷房なし」は熱中症の危険










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Last updated  2015年05月18日 08時47分29秒
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