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カテゴリ:高性能 省エネ
おはようございます、
紙太材木店の田原です。 連休中は晴れてましたから 昨日も今日も雨なのは仕方がありませんが 外工事が進みませんから困りものです。 さて、昨日の続き 平成25年からの家づくりでは 一次エネルギー換算のエネルギー量が規定されています。 簡単に言うと エネルギーを多く使う家は建てられないんですね その家に住んだ時に 暖房、冷房、換気、給湯、照明、家電に使うエネルギーの総量決まっています。 自動車の燃費と同じ考え方です。 車はガソリン1リットルで何キロ走るか? 家は1m2当たり何ワット(ジュール)消費する家か? 消費するエネルギーは全て1次エネルギーに換算されますが それをPEFと言います。 Primary Energy Factor(一次エネルギー換算ファクター) 電気は二次エネルギーなので1次エネルギーに換算しなければなりません。 実は国がその定数を定めています。 それが電気の場合は2.7 詳しい話はネットお調べいただくとわかりますので ここでは割愛しますが 簡単に言えば 電気1kwは1次エネルギーに換算すると2.7kw 牛肉1kg得るのにとうもろこし11kgと同じ考えでいいです。 同じように二次エネルギーの種類によってPEFはことなりますし 国によっても違ってきます。 灯油、LPG1.1など 国の1次エネルギー算定プログラムに基づいて 計算されます。 ではここで簡単に計算してみましょう。 断熱改修をした家で 年間の暖房負荷が30kwh/m2になったとします。 (どんな家でも計算で求められます) 床面積が120m2(36.3坪)とします。 エアコンで暖房した場合と薪ストーブで暖房した場合の 1次エネルギーの消費量の比較 エアコンのCOPは4、PEFは2.7とすると エアコンは 30kwh/m2X120m2それをCOP4で割ってPEF2.7をかけると 2430kwh これがエアコンで暖房した場合の1次エネルギー消費量 薪ストーブは 熱効率0.5(燃焼効率ではありません)、PEFは0.3とすると 同じ計算で2160kwh エアコンとそんなに変わらない? 薪ストーブでもエアコンでも、 効率の良いものを選ぶのが基本 一般に薪ストーブの熱効率は50~80% エアコンのCOPは実質3.5~4程度 それぞれ機種によって異なりますが 効率がよければそれだけ1次エネルギー消費量は少なくなります。 ということで 国や設備、電気業界は高効率な設備を勧めますが 最初に暖房負荷が小さな家を作ればいいだけの話 一次エネルギーの削減も大切ですが 暖房負荷を小さくするには 家の基本性能となる断熱、気密、換気を先ず最初に押さえておく必要があります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018年03月21日 19時54分46秒
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