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カテゴリ:高性能 省エネ
おはようございます、
紙太材木店の田原です。 今朝も氷点下の川辺町 朝晩はなんとなく冬らしくなってきましたが 日中の暖かさは相変わらずで マキコDXも午後はお休みのことが間々あります。 さて、 昨日は昨年、長期優良住宅化リフォームした 加茂野町のIさんがご夫婦でお越しになりました。 こちらは長期優良住宅リフォームと言っても 既存の断熱にプラスして 外皮に付加断熱、 熱交換式の換気扇や気密工事も施してある 本格的な断熱改修がしてあり 結果、Q値は1.22とかなりの性能になっています。 改修前のQ値が4.3ですから このブログの読者であれば 性能の良さがお分かり頂けると思います。 12月はエアコンはつけたまま24時間暖房していて 電気代もリフォームをする前と同じですとのこと ここまでは想定内ですが、 想定外なのは、エアコン24時間暖房は1台ではでなく3台! エアコン3台を、24時間稼働させていてのお話しなんですね。 考えてみると 1台でも3台でもトータルで必要な熱量は同じなんですね。 Q値が1.2ですから 1.2x119m2x15度だと 2142kwh この2142kwhを1台で負担するか 3台で負担するかですが 2台なら1台当たり1071kwh 3台なら1台当たり714w 消費する電気もそれに連動しますから エアコンの24時間暖房 高性能な家なら1台でも3台でも電気代は同じということになります。 (負荷率の違いによるCOPは考慮してません) 複数稼働のメリット、 従来は暖房時のCOP(負荷50%がCOPが最高になる)で考えてきましたが 閉じられた空間対策としても使えそうですし 冷房時のCOP(負荷100%でCOPが最高になる)も考慮した エアコンの機種選びなど選択肢が広がりそうです。 ご注意いただきたいのは Q値が小さく、高性能な家だからそうなるのであって 現行の25年省エネ基準程度で同じことをすれば 確実に増エネになります。 その他にも 日射遮蔽、日射の効用、夏の冷房時の体感気温のことなど お住みになっている方しかわからない 貴重なお話を聞かせていただきました。 この場をお借りしてお礼申し上げます m(_ _)m 奥様手作りのお菓子も美味しくいただきました(^_^) 住宅の性能 まだまだ一般的な認知は低いですし 2020年にようやく義務化される基準もレベルの低いこの25年省エネ基準 家中を暖房するということに エネルギーの無駄使いという心理的な抵抗がありますが 健康に暮らすということを起点にすれば 考え方も違って来るんじゃないでしょうか。 国は義務化するレベルは低い25年省エネ基準ですが 一方ではゼロエネ住宅を推進しています。 どちらを見るかで建てる住宅の性能と暮らし易さは 天と地ほどの差があります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018年03月21日 19時38分33秒
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