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カテゴリ:温熱環境
おはようございます、
紙太材木店の田原です。 ここ数日はすっかり冬の天気 岐阜の昨日の最高気温は1.7度とか こちらはもう少し寒いので 最高気温は美濃加茂で1.4度と寒い一日でした。 我が家は母屋は古い家ですが リビングは離れにあって、ここは24年前に建てた2x4 エアコンを室内暖房のメイン機器として 24時間稼働させたままにしてます。 サッシはシングルガラスですが 壁は2x6で厚みは13.8cmの断熱材が入っています。 でも、気密はとれていません。 22畳に広さで 5.2kwの定格暖房能力のあるエアコン その時の消費電力は1.94kwというものを使ってます。 この状態でエアコンを23度設定で24時間稼働させています。 壁や天井の表面温度は18度 ![]() 床はフローリングで17度 ![]() その上に敷いている畳は19度 ![]() この家の断熱、気密の性能ではエアコンでいくら温めてもこれ以上は暖かくなりません。 ということでエアコンは24時間稼働させ 人がいる時は追加でファンヒーターを併用することになります。 なぜこれ以上暖かくならないかを目で見ることができます。 フローリングの上に敷いた畳は窓際まであります。 ![]() これを熱画像で見ると9.3度 ![]() コールドドラフトと言って カーテンの後ろにあるサッシのガラス表面が外気に冷やされ 手を当てると風を感じるくらい冷気が降りてきます。 これはサッシの性能が低いために起こる現象 ペアガラスにじゃないからと言われるかもしれませんが サッシの性能は数値で確認する必要があります。 数値の低いペアガラスサッシではほとんどこの現象が発生します。 こちらは壁際の写真で床面は9.8度 ![]() 床と壁の取り合いは隙間のできやすいところで同時に熱橋にもなっていて 空気も淀みますから 隙間、熱橋、空気の淀みのトリプルパンチで なかなか暖かくなりません。 これは床と壁の取り合いすべてに言えることです。 上の写真は階段右奥の物入れの前です。 ![]() こちらは入口ドアの下部で床面は5.7度 ![]() ドアの前の床 このフローリングの下には 55mmのスタイロフォームが入れてありますがこの有様・・ 廊下は暖房してませんから寒くて当たり前ですね。 ドアには隙間がありますからそこから冷たい空気が入ってきます。 その時の廊下の気温は2.4度 ![]() 冷気が侵入してこればいくら暖房していても それを帳消しにしてしまうことがわかります。 サッシの性能の低さによるコールドドラフト 気密性能の低さによる冷気の侵入 (暖められた空気は気球と同じで部屋の上部、天井に上がり その近くの隙間から外に逃げていき 代わりに床近くの隙間から温度の低い外気が侵入してきます。) 家全体を断熱し、同時に気密化しなければ エネルギーが無駄に使われることがわかります。 いくら温めても冷気が侵入してこれでは暖かくなりません。 寒さにストレスを感じずに住むことはとても大切です。 体を鍛えるのは外で運動すればいいことです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018年03月21日 17時40分42秒
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