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ケヤキの木の下で            岐阜/愛知   自然素材でZEH READYの家

ケヤキの木の下で            岐阜/愛知 自然素材でZEH READYの家

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2021年04月02日
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おはようございます、
紙太材木店の田原です。

昨日お伝えした木材価格の件
FBでダイシンビルドの清水さんも書いてましたが、
価格のみならず、調達そのものにも影響が出そうです。
つまり上棟自体ができない、あるいは延期の可能性がありそうです。
まだ一般の方にはそれほど知られていませんが、
かなり深刻な状況です。
紙太材木店でも既にプレカット工場から
米松などの輸入材から国産の杉材に変更するよう依頼が来ています。
それは構造材だけでなく羽柄材というもっと細い材料も含めてです。
ホームセンターでは山のよう積んでにあった
米松の垂木が姿を消していますから、ご自分の目でも確認できます。

住宅業界の国産材へのシフトは急激に進むと思われます。
困るのは同業者の買い占めが既に始まっていること。
価格については吸収できても、物がなければどうにもなりません。

実は銅も既に相当値上がりしています。
つまり、電気の配線にも影響が出ます。
こちらにJX金属の銅相場の建値​がありますが、
昨年の今頃に比べると70%近く値上がりしています。

住宅業界ではこの一年、
コロナの影響はそれほど大きくありませんでしたが、

ここに来て急激に影響されそうです。。
現在打合せ中の方には個別にお話させていただきますが、
これから家を建てようと検討を始める方も知っておく必要があります。

住宅業界ではある意味パラダイムシフトが始まっていて、
従来使われてきた輸入材の米松やホワイトウッド、SPFなどは
国産材に代わっていくと思われます。
失われた20年の間に諸外国は購買力を伸ばしましたが、
日本では私の30数年前の初任給197000円を少し超えた21万程度。
家計の所得自体は20年前より下がっています。
ある意味、相対的に貧乏になった日本は
外国から物を買うことが難しくなってきたとも言えます。
円相場では1ドルが110円でも、
あなたの手取りが少なければ高くて輸入できないことになります。

東京は国際都市でますます一極集中が予想されますが、
地方はどうなるか?
地方で家を建てることを選択したあなたのお金がどこへ行くかを考えると
分かり易いかもしれません。

輸入した木材を使っていれば
そのお金はその原産国に
(国産材を使えば日本)
寒い家を温めたり、暑い家を涼しくするのに必要なお金は産油国に
(断熱材自体を日本で作る、断熱を強化することで少なくて済む、)
東京や大阪のHMで建てればそのお金は東京や大阪に
(地場の工務店で建てれば地元)

地方を豊かにする一つの方法は、
お金を地方で廻して経済を潤すこと。
いままではその肝心なお金が東京や大阪や外国に行ってしまっていたから
地方はさびれてきたとも考えられます。
(お金を上納していた?)
となると、
紆余曲折はあるにしても
これからは地方の時代とも言えます。







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Last updated  2021年04月02日 08時23分17秒
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