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カテゴリ:紙太材木店の考え
おはようございます、
紙太材木店の田原です。 今日の名古屋は最高気温は37度と報じてました。 岐阜も36度 東海地方の2週間天気の最高気温を見ると、 9月中は30度を越えてます。 ビールが美味しくいただけるのは 嬉しいけれど、 来年以降の夏がどうなるか 温暖化の行きつく先が心配です。 写真は先日名古屋で 断熱、気密の見学会を開催した工事中の住まい 紙太材木店では 家の中で使用する木材は建具を除いて、 無垢材に決めています。 もちろん使用する木の樹種は様々、 桧であったり 杉であったり あるいは栂(つが)やオーク(ナラ) カバもあります。 一般の方はあまりご存知ありませんが 日本家屋の場合 無垢の木材を使用する時、 鉋で削ったものを そのまま取り付けることはありません。 ひょっとして 聞いたことがあるかもしれませんが 桧の柱などは 米ぬかで磨かれていました。 調べてみると分かりますが 米ぬかには20%くらい 油が含まれています。 綿の袋に米ぬかを入れて 巾着のようにして 柱や敷居、鴨居を磨きます。 一昔前、土壁が使われていた時代の家は 柱が室内側に出てきますし 和室では敷居や鴨居 長押と言った 無垢の木材が使われていました。 大工さんや工務店が 磨く場合もありますが、 住まい手の方が 自ら磨くケースも多くありました。 米ぬかであれば どの家庭にもありますから お金がかかるわけではありません。 米ぬかで磨くという ひと手間をかけることで、 無垢材に艶が出て 磨いた人の気持ちを 豊かにしてくれます。 紙太材木店では 米ぬかではなく荏油を使いますが、 住まい手の方には 床に使う無垢材に 荏油を塗ってもらいます。 住み始めたすぐには 何の艶もない床や木部が、 1年.2年と月日を経ることで 艶が出てきます。 下の写真は木製の階段手摺の 1年後とお引き渡し直後のもの 住まい手が手をかけてあげることで、 無垢の木はそれに応えてくれます。 ラテン語の パティーナ(時を経た風合い) 2000年も前からある言葉です。 人は年齢を重ねるに従い感性は 豊かになっていく傾向にあります。 20代、30代の時には 何の感慨も感じなかった事に、 目が行くようになります。 経年変化もその一つでしょう。 紙太材木店インスタグラムこちらから 紙太材木店HPこちらから お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024年09月20日 08時40分25秒
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