京セラTCLソーラー、水上設置型太陽光発電所の復旧完了
東京センチュリーと京セラが共同出資する京セラTCLソーラー合同会社(東京都千代田区)は、千葉県市原市の最大発電出力約13.7MWの水上設置型太陽光発電所「千葉・山倉水上メガソーラー発電所」で、2019年年房総半島台風(2019年台風第15号)の強風による破損のため、再発防止策などを講じた復旧工事を行い、全ての設備の復旧工事を完了した。 同発電所は、敷地面積約14万㎡に京セラ製太陽電池モジュール4万4,898枚(270W のモジュール8,848枚、315Wモジュール3万6,050枚)を設置し、年間予想発電量合計約1,617万kWhが見込まれ、2018年3月より運用してきた。 しかし、2019年台風第15号の強風で破損したため、経済産業省、千葉県企業局の指導の下で、復旧工事を行ってきた。局所的な力の集中が発生しないよう、フロートアイランド(水上に設置した太陽光発電システム)を単純化・小型化し6つに分けて設置したほか、風に対する安全性を向上させるため、フロートを固定するアンカーの本数を420本から904本に増やした。また、電気火災の発生を防止するために、電気ケーブルをプラス・マイナスで分けて保護管に入れるなどの対策を行った。 京セラの関連記事その他日本企業の関連記事