カネカ、物流センターに1.18MWの太陽光発電設置し自己託送
カネカは、カネカ高砂物流センターの屋根および壁面に太陽光パネル1.18MW(1,180kW)を設置し、発電する電力の一部を別の自社拠点へ送る自己託送を開始する。この取り組みは、大阪ガス、Daigas エナジーとの協業により実現し、12月より開始する。 自己託送は、自社発電所で発電された電気を電力会社の送配電ネットワークを通じて遠隔地にある自社設備へ送電する仕組みで、脱炭素に貢献する手段として注目を集めている。今回は、物流センターに太陽電池を設置し、発電した電力を自家消費しながら、余剰電力をグループ会社であるカネカフード(兵庫県神戸市)に送電することで、カネカグループとして年間約270トンのCO2排出量削減を見込む。 カネカは、2050年にカーボンニュートラルを実現すべく、自家発電設備の燃料転換や生産プロセスの革新による直接的なCO2削減をおこなうとともに、同社が設置した太陽電池設備の余剰電力を自己託送により自社消費することで、2030年にCO2排出量約30%削減(対2013年比)を実現する。 自社のみならず社会全体への価値提供に向け、各自治体との連携も始めている。太陽電池、断熱材をはじめとする同社の環境配慮製品を用いたトータルエネルギーソリューションを地域に幅広く実装し、世界を「健康」にする。カネカの関連記事