ジンコソーラー、1~9月期モジュール出荷28.5GWと倍増
ジンコソーラー(晶科能源)は、2022年第3四半期の総出荷量は10,856MWで前期の10,532MWに比べて3.1%増加、前年同期の4,993MWに比べて117.4%増加と倍増した。2022年第3四半期出荷のうち太陽電池モジュールは10,286MWで前期の10,183MWに比べて1.0%増加し、前年同期の4,671MWに比べて120.2%増加した。また、太陽電池セルとウエハ出荷量は570MWで、前期の349MWに比べて63.3%増加し、前年同期の322MWに比べて77.0%増加した。 これにより、2022年1~9月期のモジュール出荷合計は28,500MWと前年同期の13,209MWに比べて115.8%増加と倍増した。また、太陽電池セルとウエハ出荷合計は1,278MW。 第3四半期のNタイプモジュール出荷量は約3GWで、容量の解放と顧客の支持の増加により前期比でほぼ160%増加した。同社のNタイプ製品は引き続き市場で高く評価され、市場への浸透が進むにつれて、費用対効果の高いNタイプ製品で業界をリードできると見込まれている。 第3四半期に生産を開始した合肥の製造施設における8GWのTOPConセル容量の第2段階は、順調に増加している。第3四半期に建設を開始した尖山にある同社の製造施設における11GWのTOPConセル容量の第2期は、今年末までに生産を開始する予定。 これらにより、統合されたキャパシティ構造が引き続き最適化され、混合コストが削減される。ビジネス戦略と市場の需要に基づいて、ウエハ、セル、モジュールの生産能力拡大のペースを調整し、モノウエハ、太陽電池、太陽電池モジュールの年間生産能力は、2022年末までにそれぞれ 65GW、55GW、70GW に達すると見込まれている。 同社は、2022年第4四半期は世界市場の需要の大幅な伸びからモジュール出荷量は13.0~15.0GWを予想しており、2022年通年のモジュール出荷量は41.5~43.5GWを見込んでいる。 研究開発と技術革新への継続的な投資により、N 型セルの量産効率を継続的に改善し、N 型モジュールと P 型モジュールの統合コストの差を縮めることを期待している。 2023年にはさらに多くのNタイプの生産能力がリリースされ、業界全体でNタイプ製品の普及率が高まっているため、総出荷量に占めるNタイプの出荷の割合はさらに増加すると予想される。ジンコソーラー(晶科能源)の関連記事