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カテゴリ:鹿児島の歴史
鹿児島城(鶴丸城)の横にある鹿児島医療センター・西郷隆盛が設立した私学校跡に沿って国道10号線があるが、その医療センターの石塀が途切れるところから城山方面に向かって歩くと右手にこれまた立派な石塀に囲まれた寺院がある。そこが高野山最大乗院である。 入り口は寺院には珍しい石像のアーチ形になっており、左の石柱に「不許入〇酒山門」右に「高野山」と彫ってある。 入って正面を見ると狛犬一対の向こうに本殿があった。寺院全体の敷地はかなり広い。 入ってすぐ左側に愛嬌のある仁王像がある。 その他に大小何体もの仁王像がある。 中には両手のない仁王像も。 この最大乗院はもともと現在清水中学校になっている清水城の跡に開山された真言宗の寺である「大乗院」が明治2年(1869)の廃仏毀釈により廃寺とされた後、ここ長田町に明治29年(1896)に高野山の説教所として再興されたものである。そのためにこの仁王像は廃仏毀釈で破壊されたり、埋められたりしていた近辺のものがここに集めたものではなかろうかと思う。 右側には西国巡礼の札所の石造物がたくさんある。 他にも数多くの貴重な石仏、石造物がある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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