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カテゴリ:旅行・ドライブ
上のなんとも奇っ怪に見える写真は何だと思いますか。 本当は見事な芸術作品なのだが写した私の腕が悪いせいで何が何だかわからないものになってしまっている。 テレビで、あるいは現地で見られた方もおられると思うが「日本二十六聖人記念館」の建物の壁に描かれた壁画だ。私が今回、長崎への旅に出発する4日前の3月23日(木)午後8時15分から8時40分までNHKテレビで「たびプラ! 長崎 モザイク壁画に寄り道旅」という番組が放映された。 私は長崎に行く直前でもあり、大きな関心を持って番組を見た。 番組は俳優・野間口徹とモザイク愛好家で案内人の森上千穂が長崎市内に点在するモザイク壁画を訪ね歩くというものだった。数ヶ所訪ねた後、最後にたどり着いたのが西坂公園にある「日本二十六聖人記念館」。番組を見た私が勇躍写した意味不明に見える上の写真のモザイク壁画である。 下の写真から以下は当日の番組を私がテレビを見ながら写したものである。 私の奇っ怪な写真の正体はミドリ色になっている部分を右斜め下の門扉の外から写したものである。私が行ったときは鉄の門扉に鍵が架けられており真下に入ることはできなかった。 この写真は上の写真の記念館の右側に見えるフィリッポ教会の二つの塔のモザイクだが、見事なものである。 テレビでは真下から写したと思われる映像があった。これならわかりやすい。素晴らしい芸術作品である。このモザイク壁画は今井兼次氏の設計になるもので1962年に完成したという。 今井氏は26人の聖人が歩いた京都から長崎までの道をたどり、途中の窯元で焼き物をもらい受けたが、それでは足りず、長崎のこの近所の人とか料亭・花月からも貰い受けて完成に至った。 下のモザイク壁画は「信徳の壁」という。 これは敷地外の外の建物の2階か3階、あるいは屋上から写したモザイク壁画の上半部のものと思われる。 一部分を写したもので皿か花瓶の一部分かと思われる。 長崎らしい十字架もところどころにあった。これらも全て焼き物のかけらを使ったものだろう。 私もこれまでに何回も西坂公園は訪ねているが、3月23日のテレビ番組を見なければ今回このように見ることもなかっただろう。日本二十六聖人像と記念館は訪ねてもこれを知る人は少ないと思う。 今回たまたまテレビを見ていたことで是非とも見ようと思った願いが一つ叶った嬉しい出来事だった。 反対側の壁面にある「望徳の壁」。ここには全く割れていない沢山の皿が使われているという。 今井氏の亡き奥様の愛用の皿だという。 番組では記念館の方も案内されていたが、「先ず長崎に人々にこういうものがあるということ知って見ていただきたい」と言っておられた。私は長崎を訪れる人は一見の価値ありと思うので沢山の人々に見てもらいたいと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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