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カテゴリ:イ―ネオヤ、その他のオヤ
エフェオヤやアイドゥンの大きな骨董オヤを求めて、私が通うアイドゥン県。 エーゲ海沿いのリゾート地を除けば、ガイドブックにも載っていないし、海外からの旅行者にとっては観光ではまず行くことのない場所だろう。 ドライイチジクが名産だとか、いろいろ探すとあるのだけど、有名どころは何と言っても、 「アフロディシアス」。 紀元前5世紀ごろに開けた都市遺跡である。 ![]() アフロディシアスというぐらいだから、愛と美の女神「アフロディーテ」が母神である。 広い範囲で保存状態もよく、でも他の大都市遺跡に比べると訪れる人が少ないため、観光地的に整備され過ぎていないところもいい・・・・と聞いていた。 私はアフロディシアスの看板を何度も何度も目の前にしながら、実は一度も行ったことがなかった。 アフロディシアスへの道はアンタルヤからデニズリに行く途中に分岐点があり、もちろんデニズリやアイドゥン方面からも行くことができるけど、遠回りになるのでいつも通り過ぎていた。 デニズリ、アイドゥン方面には仕事で行くことがほとんどなので、観光をしようという気持ち的余裕がないのも遠ざけていた理由のひとつ。 看板を見ながら、そのうち行こう、行こう・・・と考えていた。 で、20年近く経ってもまだ行っていないので、これは行こうとしないと行けない・・・と思い、 今回は仕事抜きで「アフロディシアスに行こう~」という目的で出かけてきた。 それぞれの町からは離れているため、クルマ以外ではちょっと不便なところにある。 クルマは駐車場に停めて、そこからトラクターが引くクルマに乗って入り口に向かう。 歩いてでも行ける。 ![]() 中に博物館もあるが、まずは都市遺跡を見学。 冒頭の写真の門がある。 何もないところに、巨大な2重の門が現れ、インパクト大。 ![]() これがアフロディーテの神殿跡。 ![]() 遺跡はさらに続いていて、ハマム跡やアゴラ、円形劇場跡が保存状態よく残っている。 人もほとんどいないし、バックの景色もよく、行ってよかった。 ![]() アフロディーテは愛と美の女神であると同時に、元来、豊穣や植物を司る地母神でもあったそう。 この女神の名前にふさわしく栄えたこのローマ時代の都市は、特に紀元前1世紀から5世紀の間、この一帯の芸術の中心地として名を広めたらしい。 そしてアイドゥンの芸術と言えば「エフェオヤ」しか思い浮かばない私の脳みそ。 展示されているエフェオヤを見つけてきましたよ。 ![]() 小さい展示室で、上のエフェの帽子も、よく見ると、他の地域の新しいオヤがついているだけ。 そんなもんだよね・・・・。 でもエフェ帽の形が見られたからいいや・・・って。 ![]() ヤズマについている1950年代前後のエフェオヤ。 こちらは本物。 それ以外にもイ―ネやトゥーの古いパラケセも展示してあった。 ![]() オデミシュの民族博物館や考古学博物館内の民族展示に比べたら少ないけど、それでもさすが地元、いかにも近くの民家から出てきました~というような展示物が揃っていておもしろかった。 やっぱり「アフロディーテ」も「エフェオヤ」も愛と美の象徴である。 (強引に結ぶ・・・・) ![]() にほんブログ村 ![]() 手芸(その他・全般) ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 18, 2014 05:06:09 PM
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