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カテゴリ:絨毯・キリムの話
一昨年末頃からボチボチ織りを再開したアイシェ。
やっと子育てを終え、夫の定年退職を迎えて、女性としての大きな壁を越えたのかな、と静観して彼女の復活を待っていたが、その後のアイシェはすごいよ。 コロナで会えない時もお友達の絨毯のお手伝いに行っていたり、自分の絨毯も何枚か織り終えていた。 今も1枚織りあげて、経糸が長く残っていたので、それでもう1枚、小さめの絨毯を織っているところだった。 織りを撮らせてもらうついでに、絨毯の結び目の方法をゆっくり実演してもらった。 いつも図で説明していたけど、映像で見るとわかりやすいかな。 簡単なようだけど、コツを掴んで、あのスピードで正確に織ることができるようになるまでは何年も何十年もかかるわけだね。アイシェは今年で53歳、絨毯を織り始めたのが8歳だから45年も織っている計算だ。 家にあるアイシェやアイシェのお母さん、妹さんが織った絨毯を数えてみた。 4平方メートル以上の大きいものから座布団サイズの小さいものまで全部で約50枚あった。 1年に5~10枚織っていたとして45年間で少なくとも200~300枚以上は織っていることになる。 過去に子供の学費や家の増築、電化製品の買い替えなどで売ってお金に換えているものがあるから、少なくなっているのは仕方がないのだけれど、現在の枚数が思ったより少なくて驚いた。 織っていない時期があったからなんだろうけど、これからもいくら織り続けても、本人が言うように今までのペースでは織れないだろう。 つまりアイシェの絨毯を手に入れるチャンスというのは、永久にあるものではないし、想像よりもずっと少ないのだな、いつか、そのうちにと思っていたらなくなっちゃうのかな・・・とか考えてしまった。 とりあえず、アイシェは元気に絨毯を織っていました。 その様子はこちらからご覧いただけます。 トルコのダブルノット式の結び方もゆっくりやってもらっています。 参考にしてください。 ↓↓↓↓↓ アイシェ絨毯を織る ------------------------------------------------------------------------- YouTubeのikumi nonakaチャンネルでプレミア配信のお知らせ。 本当だったら今ごろトルコ東部の町エラズーにイーネオヤ修行に行っていたところ。 その代わりと言ってはなんですが、近日中にエラズーのシルク糸で作られた伝統的なイーネオヤのスカーフのモチーフ名をYouTubeの「ikumi nonaka」チャンネルでプレミア配信して解説します。 一緒にオヤモチーフ名とトルコ語のお勉強しましょう。 モチーフ名が多種多様ですので数回に分けての配信になる可能性があります。 お見逃しのないようにチャンネル登録の上、ベルのマークをクリックして通知をオンしておくと、配信の際にお知らせがいきます。 有料勉強会の内容を無料で配信しています。見なきゃ損々! ------------------------------------------------------------------ YouTubeに「ikumi nonaka」チャンネルを開設しました。 トルコの伝統手工芸、食文化、生活、牧畜などをご紹介していきます。 新着のお知らせがいくように、チャンネル登録をぜひお願いします❤ ↓↓↓↓↓ ikumi nonaka ------------------------------------------------------------------ ミフリのショッピングサイトはコチラ↓ ミフリ&アクチェ にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 その他・全般ランキン お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
June 10, 2020 09:40:20 PM
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