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カテゴリ:絨毯・キリムの話
みなさま、週末をいかがお過ごしでしょうか。
トルコは県ごとに行動制限が徐々に解除されるようですが、現在、土日は10~16時の間の徒歩での食料品のお買い物以外は外出禁止です。 窓のカーテンの隙間から青い空を眺めながら過ごしています。 以前のブログでも書いたように、再来年の年金退職へ向けてのキリムの在庫処分セールが始まっています~! まだまだある大量の在庫を少しでも減らすのが目的です。 エシメキリム、ワンスマックと出しましたが、今週はシールトバッターニエを投げ売っちゃいます。 シールトバッターニエはトルコの東部シールト県を中心に作られてきた伝統織物で、キリムや絨毯を織る際の通常の垂直機ではなく、水平機で布を織る要領で織られています。 経糸は極細のコットン糸を使い、緯糸には起毛した羊(稀にヤギ)の毛の糸を使用します。 その最大の特徴は起毛した糸を使うことによって表面にふわふわと現れる毛を、櫛によって方向をつけ、文様を作ることです。 ↓ こんな感じです。 裏を見るとキリム同様の平織り、表は起毛。 そしてサイズの割には糸が極細のため、薄くて軽い織物として出来上がります。 現地では敷物としてだけではなく、毛布として使われたそうです。 実はシールトバッターニエの「バッターニエ」の意味は毛布なのです。 他にも小さいサイズ(4分の1サイズ)のものはお祈りの際に下に敷くナマズルックとしての用途もあります。 毛布サイズのものは220×160cmで、これは機の幅が160cm+α以上あるわけではありませんので、一般的には80cmサイズの幅のものを2枚作り、それを中央で接いで1枚の大きな織物にします。 大きなサイズの機がある場合には1枚ものもでます。 ただしとても稀です。 実際にこれに包まるととても暖かいのですが、その魅力は何と言っても染めをしていない羊の毛の色そのままの糸を使っている点です。 ナチュラル毛の糸ですね。 白、黒、こげ茶、グレー、ベージュ、グレーベージュ…自然の色だからどう組み合わせても素敵ですね。 そしてナチュラルということは色落ちもしません。 洗濯しても色浸みの心配がないってこと。 ただね、一度洗濯(絨毯専用クリーニング屋さんを含む)すると櫛で流れを付けた文様も消えてしまうのですけれど、暖かさは変わりません。 ナチュラルカラーの天然素材の手織物ですから、いろいろ楽しめそうですね。 今回は在庫限りになってしまいますが、シールトの織り手さんたちから直接手に入れた大小の未使用品、未使用品だけどクリーニングしたために文様が消えてしまったもの、オールド品を含めて75%オフで放出します。もちろん追加はありません。 この価格ですので加工材料としても面白いと思います。 言うことは毎回同じになってしまいますが、もちろん大赤字ですが、このまましまわれて放置されるよりは使っていただきたい、有効利用していただきたい。 気になる方はぜひご覧ください。 ↓↓↓↓↓ キリム感謝祭~こんな価格でいいの!? ---------------------------------------------------------------- YouTubeで1分未満のショート動画を公開しています。 変わったオヤなどをご紹介していますのでぜひチャンネル登録をしてご覧ください。 ↓↓↓↓↓ YouTube「ikumi nonaka」チャンネル ------------------------------------------------------------------ YouTubeに「ikumi nonaka」チャンネルを開設しました。 トルコの伝統手工芸、食文化、生活、牧畜などをご紹介していきます。 新着のお知らせがいくように、チャンネル登録をぜひお願いします❤ ikumi nonaka ------------------------------------------------------------------ ミフリのショッピングサイトはコチラ↓ ミフリ&アクチェ にほんブログ村 にほんブログ村 その他・全般ランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 27, 2021 08:31:46 AM
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