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カテゴリ:クルマ
トヨタの86と共に2012年に登場したスバルのBRZも、
いよいよ新型へバトンタッチするらしい。 排気量は2.4Lにアップされて、ボディー剛性も大幅にアップとの事で、 継続して真面目にスポーツと取り組んでくれているようで嬉しい。 所で、この排気量を見た時に思い出したのが、 内径Φ100のビッグボア4気筒でトランスアクスルのポルシェ944。 最終形の944S2はボアが104mmになり、 3Lにまで拡大されて、パワーも211Psとニュー86/BRZと同レベル。 オマケに944S2大きさが、 全長4240mmX幅1735mmX高さ1275mmというもので、 ニュー86/BRZの、全長4265mmX幅1775mmX高さ1350mmと比べても、 重さも含めて殆ど似たようなディメンションなのは、 FRのスポーツを追求したら似たようなものになったと言う事ではないか。 ただ、まだこれから出る新モデルで、 2Lオーバーの排気量という事もあり、 ニュー86/BRZを欲しいとは思わない。 個人的には2Lの現行86/BRZの方が興味がある。 今でも86は結構見掛けるけど、 その86と一緒にスバルの工場で生産しているBRZの方は、 地元の諏訪でもシルバーでセンターにストライプが入った1台くらいしか確認していない。 余り見掛けないというのがそそるBRZは、 心躍るスポーツ性能と所有する歓びを高めるスポーツモデルと言う事で、 トヨタと協業で作られたクルマだ。 シンプルで小型、軽量、低重心、低慣性を主眼に置かれ、 トヨタでは、お客様と進化するスポーツカーとして86と命名されて、 スバルのBRZは、ボクサーエンジン、リアドライブ、 そして究極を表すZenithの頭文字らしい。 エンジン一つでも自然吸気のフラット4の2Lで200馬力級というのは、 スバルとトヨタの協業だったからこそ出来上がったもので、 ボアXストロークは86mmX86mmのスクエアタイプ。 車体は全長4160mmX全幅1760mmX高さ1260mmと、 重量は1190~1270Kgで、 少々デカいなと思うけど良くまとまっていると思う。 設計時には、トヨタでさえ暫くスポーツカーから離れていたので、 マニュアルのトランスミッション一つにも苦労したようで、 一旦途切れた技術を元に戻すのは何であれ大変な事になる。 2012年にイギリスでカーオブザイヤー、 アメリカではFA20ユニットが2013ワーズ・テン・ベストエンジンに選ばれた。 側面の透視図を見ると、 フラット4の利点を生かした低重心ぶりが良く分かる。 ポルシェ944の直4エンジンの原点は、928用のV8ユニットの片バンクが原点だけど、 スバルは逆に2つ繋げてフラット8にして、ミッドシップを作ってくれないかと夢想した事がある。 一時、バブル真っ盛りの1990年にF1参戦を目論んだスバルは、 フラットエンジンマニアで元アルファロメオのエンジニアだった、 カルロ・キティ氏にそそのかされイタリアのモトーリ・モデルニと提携して、 フラット12のF1用3500ccエンジンを開発して、 チーム・コロー二で参戦した挙句に鳴かず飛ばずで大コケした事がある。 正面からのエンジン。 コンパクト化の為に恐らくシリンダーのボアピッチもギリギリで2Lが限界の専用ユニットだと思う。 厳密に言えば、スバルのいう水平対向エンジンというのは、 機構としては180°Vエンジンというべきもので、 水平対向シリンダーエンジンというのが日本語では正確だと思う。 海外では、単にフラットエンジンと呼ばれて、 ドイツのポルシェも911の6発ユニットは、 Flach Sechs(フラッハ・ゼックス=フラット・シックス)という表記でしかなく、 当のスバルも英語では”Flat Engine”となっている。 本来の意味で”対向”するエンジンと言えば、 ピストンがパンチを打ち合う本物のボクサーユニットの事で、 2つのピストンが一つのシリンダーの中で対向する対向ピストンエンジン。 有名な所では、ドイツのユンカース/クルップが1926年に実用化して、 トラックに搭載されたのが最初だった。 このエンジンを日本語で正式に書くと、 ”無気噴射開放式衝突弁を有する商用車用直接噴射式2サイクルディーゼル機関”との事。 その後、ユンカースは航空機用まで実用化している。 日本でも、1936年にユンカース/クルップのライセンスで、 日本デイゼルが上下対向ピストン型の2ストロークディーゼルを導入。 戦時中は、主に石油掘削と発電機に使われた。 その後、社名を鐘淵デイゼルと名前を変えてから、 単気筒から4気筒までの、今でいうモジュール型のKDという形式のエンジンを開発して、 KD型は戦後の1951年辺りまで存続する事になる。 現在でも、ロシアの戦車にはドイツのコピーと思われる、 水平対向ピストンエンジンは使われていて、 航空機用としては高価な有鉛ガソリンが不要でディーゼル燃料が使える、 ユモを原型とした2ストロークディーゼルは、トラブル時に発火の危険性もないと言う事で、 アメリカ陸軍がバックについて今でも開発が進められている。 BRZのインテリアは、今時の勘違いデザイナーが出しゃばったものではなくてシンプルなのが良い。 キレ角が浅くてクイックなF1はともかく、とにかく普通のクルマのハンドルは真円が一番。 そのハンドル自体に、ゴチャゴチャとスイッチが付いていないのも良い。 ついでにもう一台、生産中止になったクルマを取り上げてみる。 一時、日本でも大人気だったボルボのV40というクルマがある。 生産中止になってからも、比較的見掛けるクルマで今でも人気があるようだ。 とにかくインテリが見事で、このセグメントのクルマのなかではトップクラスのセンスだ。 このインテリアだけでも買う価値があるかもしれない。 V40は、2012年に2代目が登場して2019年に生産中止になっている。 ベルギーで生産されて日本への導入は2013年だった。 先代の1995年登場の初期型ワゴンもボルボらしいデザインで良いと思った。 安全性がウリのボルボ。そっちの方面に抜かりはない。 初期型のガチガチの乗り心地も後期モデルでは改善されている。 大きさは、全長4370mmX全幅1785mmX高さ1440mm、 重さがFFの割に重くて、軽い奴でも1480Kgと、ほぼ1.5tクラス。 現車を見ると、イメージよりも大分長く感じる。 車重が重い理由は、プラットフォームがフォードがマツダとボルボと提携していた頃の、 古いP1プラットフォームなのが効いているのではないか。 今なら、もっと軽量で高剛性のシャシーが得られただろう。 BRZとV40は今の眼から見ても良いクルマだと思う。 ただ、BRZはどうせトヨタ程の数は出ないのだから、ロードスターの対抗馬として、 ヘナヘナではない専用シャーシーのマトモなオープンボディーだったらと少し考えてしまう。 V40は怪力トルクのD4が面白そうだけど、車重が1540Kgと一段と重い。 ディーゼルはトラブルと高く付く上に、 環境対策だろうけど、D4にはアイドルストップのキャンセルが無いのが嫌だ。 デフロスターをオンにするとキャンセルされというけど鬱陶しい。 とにかく、小刻みに動く信号の右折レーンのアイドルストップは危険ではないか。 2つも積んでいる高価なバッテリーの寿命にも影響は大きいだろう。 やはり、買うのならT3辺りが無難かもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.04.24 21:22:27
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