日記の代わりに、私の原稿を以下に記します:
『日本語力があっての英語力教育』
英語教育に熱を入れている近年の学校教育である。
殊に小学校での英語熱は高いものがあるが
英語よりも、母国語である日本語教育こそ、
しっかり実施して欲しいと思う。
仕事柄、日本人が作成した文書や発言を通翻訳するが、
最近は、日本人の表現力が低下し、また、誤字が多いのに
気が付く。「身に付く」を「見に付く」と書いたり、或いは、
発言を聞いても、結局、発言者が、何を言いたいのか
明瞭でないという場合が多々ある。
過日、ある大手企業の社員50名が
作成した小論文を英語に訳したが、その多くが、
要旨が不明瞭な書き方であったのに驚いた。
これは、日本語での意思発表(つまり作文など)の
教育と実践が欠如している為である。
日本語、英語、その他のどの言語も問わず、
聞き手、読み手に明確に意志を伝える方法という
ものがある。それは、日本人の場合は、日本語教育で
身に付くものである。
日本語教育でしっかり、意志伝達方法を身につけて、
その上に英語の運用力が育まれるのである。
そうした事柄を踏まえての日本語教育、英語教育を
各教育機関には実践して欲しいものである。
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最終更新日
2005年07月03日 19時25分32秒
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