日本人にとって、英語の習得に欠かせないものは、
「論理的思考」です:論理的思考力がないと、
通じる英語は使えませんし、
特にビジネスでは失敗を招く場合があります。
私が参加します、福岡商工会議所ビジネス交流会の
プレゼンテーションで、前回、今回とクイズを出しました:
◎クイズ:次の日本語はおかしいとおもいますか?
内容に問題のない情報(文章)でしょうか?
「弊社商品、自社工場にて製造しておりますので
安心してお召し上がり下さい」
この日本語文章は、論理的な矛盾があります。
つまり、上の文章は不完全です。
--お判りでしょうか?
仮に、平均的日本人が英語に訳しますと、
次のような感じになります。
Our foods are produced in our own factory.
Please enjoy the good taste of them.
この英語、並びに、元の日本語ですが、
「自社工場で製造しているからといって
それが安心できる、美味しく食べられる」、という
根拠にはなりません。
数年前の雪印などがその例ですね
上の日本語の場合では、
最初の情報と最後の情報を結びつける言葉を
補わないとなりません。
それは、例えば「厳しい品質管理の下で」 という
ものになります。
ですので、
Our foods are produced in our own factory
under the certified severe quality and safety control.
Enjoy the good taste of them.
という風に、つなぎの情報、
under the certified severe quality and safety control という風な
情報を入れないと、辻褄が合いません。
また、単に、under the severe --とするよりも
under the certified severe --とする方が良いです。
certified は、世間に認められた、認証された という意味ですから
所定の品質管理の下、という意味合いが明示できます。
これが論理的思考であり、
英語に欠かせない力です。
ご参照ください。ご質問は何なりとどうぞ。
ken
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最終更新日
2005年10月29日 14時31分00秒
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