<英語・二刀一流>通信 #16
発行者:末次通訳事務所
「英語会話・通翻訳」は、長期間、地道に練習しないと身に付きません。
日の稽古が必要です。
その意味で、英語の習得は武道・兵法の1つとして捉えて、
自分に厳しい姿勢で取り組むべきと私は考えております。
私には沢山の師がいます。その1人は宮本武蔵先生です。宮本武蔵先生は、
朝鍛夕錬を実践した先達です。
武蔵先生が如何に練習を重ねたのか?は、
『五輪書』を読めば実によくわかります。
武蔵先生が遺した『兵法35ケ条』に、次の一節があります。
「常に兵法の道を離れず」
(=如何なる時でも兵法(剣道・練習)の道から離れるべきでない)
=Never depart from the Way of the martial arts(= from your daily
practice).
毎日の日常生活に英語学習・練習の題材があります。
仮に留学をせずとも英語を練習できる環境は
既に私たちの生活に出来ております。自分で工夫して如何にそれを
活用していくか?を考えて日々実践しましょう。
『五輪書』「地の巻」には、
「我、兵法を学ばんと思う人は道を行う法あり」と修業の心得を
下記の通り、挙げています:
1)よこしまになき事を思う所(邪まな事を思わぬ事)
⇒Think without any dishonesty.
2)道の鍛錬する事(練習を行う事)⇒Commit yourself in the Way.
3)諸芸に触る事(広く色々な芸道に触れる事)⇒Touch upon all of the arts.
4)諸職の道を知る事(広く多くの職業の道を知る事)
⇒Know the Ways of all occupations.
5)物事の損得と弁える事(物事の利害損得を弁える事)
⇒Know the advantages and disadvantages of everything.
6)諸事、目利きを仕覚える事(あらゆる事に鑑識眼を養う事)
⇒Develop a discerning eye in all matters.
7)目に見えぬ所を悟って知る事(目に見えない事を悟って知る事)
⇒Understand what cannot be seen by the eye.
8)わずかな事にも気を付ける事(小さな事にも気を配る事)
⇒Pay careful attention to even small things.
9)役に立たぬ事をせざる事(役に立たない事はしない事)
⇒Don’t involve yourself with the impractical.
★上記の事を念頭において、英語(のみならず諸事)の練習を日々行い、
技量向上に務めましょう!
★英語は、仮にネイティブに習っていても、
自分で積極的に工夫を行い、努力する様にしませんと
伸びません。自力が大切であると思います。
Ken Suetsugu
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最終更新日
2006年01月13日 13時43分47秒
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