○昨日の将棋(2局目) 対 陽動振り飛車作戦
昨日は、2局指した。
2局目も快勝した。
私は後手番。
相手(先手)は、初手▲2六歩から▲25歩と、飛車先の歩を
伸ばす居飛車の出だし。
この相手の方とは、一昨日も対局して、私が矢倉中飛車で快勝を
納めたので、おそらくは、この方は慎重になっていると感じられた。
対して、後手(私)は、3二金、4二銀とあがり、
その後、先手から▲2四歩⇒△同歩⇒▲同飛⇒△1四歩⇒▲2八飛と
飛車先の歩を交換に来た。
この飛車先の歩の交換は、文字通り、自分の飛車の上にある歩を
相手の歩と交換する事である。飛車の上の歩は、上にあるから
飛車の縦方向の動きを自ずと止めている歩でもある。
従って、相手とこの飛車の上の歩の交換して、後手に2三歩と打たせて、
自分は一歩を、盤上の駒から、持ち駒に出来るので、先手が居飛車の場合は、
よく実施する作戦である。
ところが、此処にこちらの狙いもあり、
▲2四同飛(歩を交換)の後に、△1四歩とあがり、
もし先手側が、その後、▲2三歩とこちらの角頭に、
持ち駒の一歩を使って、打ち込んできたら、△1三角とあがり、
斜め上先の相手の飛車にぶつける。もしここで、先手がへぼで
▲1四飛とこちらの角の頭に飛車を回せば、△1二香、或いは、
△2三金とさきほどの先手が打ち込んだ歩を取り、やはり飛車に当てる。
この2局目の将棋では、冒頭記述の通り、すでに私が
4二銀と上がっているので、こちらの飛車の横利きに限りがあるが、
もしこの4二銀がなければ、▲1四飛の際に、
⇒△1二香(自陣の飛車に横利きを活かしてヒモを付ける)
⇒▲5八金(角成りを防ぐ)⇒△5七角成りの奇襲で、相手の飛車を殺す事が
できる。(この2局目の試合では、その展開にはならないが)。
さて、先手は、飛車先の歩を交換して、その後、2八飛と引き、
その後、▲7六歩、▲7五歩と7筋の歩を伸ばし、▲7八飛と
三間飛車に変化して、王様を美濃囲いにした。
つまり、先ほど、飛車先の歩交換を実施した2筋に王様を移動させて、
振り飛車で対応してきた。
しかし、ここに弱点があり、飛車先の歩を交換した2筋には、
先手の歩が置かれていないので、王様の頭は歩のフタがなく
がら空きである。お城に天井がないのと同じ。
従って、こちら側も、角頭の歩をつき越し、2五歩とし、そして、
5四歩から、角を5三角に移動させて、角を、7・8筋と 先手王側の
2筋に睨みを利かせた。
その後、銀を繰り出し、先手の王様めがけて、攻めを展開した。
私の方は、飛車を先手王側の筋である、2筋に展開し、向かい飛車にして
そして、角を5三から、5五に転回し、最短で王を詰ます事ができた。
この対局も快勝した。
【<兵法・英語二刀一流>末次通訳事務所 末次賢治】
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最終更新日
2008年09月26日 08時26分15秒
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