皆様、お世話になります。
日曜日の講義です
過日、私の対面授業にて、リンカーン大統領の著名なセリフ:
【The Government of the people, by the people and for the people
shall not perish from the earth. 】
shall not perish from the earthは、地球上から無くしてはならない、
の意ですね
そこで、前半の箇所ですが、きまって次の様な意味になりますね:
The Government of the people, by the people and for the people
人民の 人民による、 人民の為の政治
明治時代では、上の従来訳でも良いでしょうが、私見では、この日本語訳は間違いと思います
日本人はどうしても前例を、何ら疑う事なく踏襲しますが、
それは良くない姿勢です。
常識となっている事すら、それを見直して、
より改善を図るべき事が求められます。
★前置詞の意味合いをきちんと踏まえて訳しますと 次の通りになります
The Government of the people, by the people and for the people
国民を代表する、国民の手による、国民に利する政府 ですね
of は、Taro is the president of ABC Company.という風に、組織の象徴、顔、代表ですね
ですから、【of ≠の】 の規則を思い出して、『国民を代表する』の意味になります
by は、 坊ちゃん by Soseki 漱石作『坊ちゃん』と云う感じで、その作者(本人)の手による、との 意味合いですね ですから、
The Government by the people で
国民の手による、(=選挙で、選ぶ事を指します) となります
for は、利になる の事ですね、故に、国民にプラスになる ですね
★ the people は、人民でなくて、国民ですね
「人民」はあくまでも、明治時代の帝国政府 とか、社会・共産主義国での言葉と思います
現代の社会では、【国民】が相応しい訳ですね
皆様はいかがお考えでしょうか??
【<兵法・英語二刀一流>末次通訳事務所 末次賢治】
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最終更新日
2010年11月14日 18時45分04秒
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