『ふくおか経済』2018年 12月号 英語道場 第202回 原稿:
タイトル: 【戌年:「犬関連の英語表現と土用の丑の日」】
Seasonal Greetings!!
The new year of 2018 is the Year of Dog in Japanese zodiac.
※「Japanese zodiac」は「干支」:2018年は「戌(犬)年」です
英語で犬/dogを使う表現は、どちらかと云うと「良くない意味合い」が多いですが、
干支になっているのは犬は「番犬」であり、
同時に「多産」ですから「子宝の象徴」であります。
・番犬は、watchdogですね、
watchdogは、犬のみではなく、「監視人」との意味で広く使います。
・【This organization acts as a watchdog over the government’s expenditures.】(=この組織は、政府の歳出の監督役となっています)
「犬は多産の象徴」➡【Dog is the symbol of fertility.】
或いは 【Dog is the symbol of being fertile/ prolific.】
fertilityは名詞で「人間や動物/土壌が多産/肥沃性」/ fertileは形容詞で、
prolificは「植物等の実りが多い」の意で形容詞です。どちらもよく使う単語です。
fertilizer と云えば「肥料」ですね。
更に「犬」は忠誠のある動物としても知られますね。
【A dog is a man’s best friend. It is the symbol of fidelity.】
※忠誠・忠義は fidelity と云います。筆者は時折駐輪場で、
Fidelityというブランドの自転車名を見かけます。
さて、他の動物もそうですが、dogは動詞でも使えます。意味は「尾行する、とか、追いかけまわす。転じて、「不幸等が付きまとう」との事ですね。
※英語は基本的に何でも動詞になります。
例えば、【Sumo Association is always dogged with problems.】
相撲協会はいつも複数の問題が付きまとう)
【Our security system dogs any suspicious person in the room.】(=この監視装置は不審者の動きを追います)
※セキュリティ装置の説明で使えると思います。
【dog days】とは?意味お分かり?
盛夏の日つまり「土用の丑の日」を指します。これは動物の犬でなくて、
星座の「おおいぬ座」に関係があり、おおいぬ座の星(シリウス)の動き(出没)が
太陽の出没と一致するのが丁度、夏の一番暑い時期になります。
それに由来し、dog daysはいわゆる「土用の丑の日」です。
半年先の話ですが、あっという間に半年経つでしょうね?その時に思い出して下さいね:
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