謹賀新年!! 下記の講義を以て、ご挨拶とします=その1
『ふくおか経済』2018年 10月号 英語道場 第212回 原稿:
タイトル: 【 英語と時間その(1):SOMETIMEに付いて 】
Hi there, readers! How’re you doing?
「英語」という言葉/発想は、「普段の日本語」と異なり、
日本語よりも「時間/時間に関係する言葉」を上手く使います。
そして、時間を上手く使う事で「自分の気持ち」を表現します。
20年以上、プロ通翻訳者として仕事してきた今、筆者にはそれが良く分かります。
英語は「時間」が極めて大切な要素です。
そして、「人・モノ」の【数】も大切です。
つまり通じる英語には「数や時間」が欠かせません。
⇒何故か分かりますか? 言葉は日常の生活と密な関係があります。
英語は「英国産言語」。
英国は「1日の天気の移り変わりが激しい」です。「晴れているな」と思ってても、
俄かに「空が曇り降雨」となります。「降雨だな」と思っていたらまた「晴れ」になります。目まぐるしいんですね。そして、1日の天気の変化は、時間に関係がありますね。
朝=気温が低いうちは雨は降らず、日中に曇り⇒雨となります。
故に、時間や天気の表現には、【it】を使います。
【it】は、実は、「ほらっ!ちょっとみてん!」という意で、相手の注意を引き付ける、
相手の注意を起こす役割なのです。
「ほら、もう2時だから(雨が降るから洗濯物を入れなくちゃ)」との
気持ちがあります。
【It’s 2 pm now】これは、「今2時です」というよりも、
【ほら!もう2時ばい。気を付けりィ!】という感じです。
元々の意味合いは、上記の通りです:
英語の学習、英語を使って取引をする場合、【時間や時間の表現】が大切です。
海外出身ビジネス人から次のお誘いがきました:どちらが社交辞令で、どちらが本気でしょう?
1)【Ken, let’s drink together in the future.】
2)【Ken, let’s drink together sometime in the future.】
※これは、(2)が本気で、1)は社交辞令です。英語で会話をしたり、意思疎通をする場合は、
【時間の表現、時間を示す単語を使う】のが普通です
sometimeは、「いつの日か」、との意です。この一言があるだけで、本気に誘っていると解釈できます。
といいますのは、英語は、時間の表現を、大切にするからです。
実際のコレポン(海外企業との連絡のやり取り)で、アメリカ企業から次のような一節があります:
【We’d like to schedule a formal face to face meeting in Japan sometime this fall,】
「sometime」がありますので、本当にそう思っている、という事であり、
社交辞令などではありません。
逆に、皆様が海外企業に提案するなどの際には、時間の表現を用いて、時間を明記したら良いですね
コレポンで、「来月お伺いしたい」という風な事を英語で云うには、
【We would like to visit you sometime next month.】 と sometimeとかを使えば、
「本当にその積りである」、との意が明確に打ち出せます。もっと言いますと、
【We would like to visit you sometime in the Jan.-7 week. 】
(1月7日の週のいずれかにお伺いしたい)という風に、
数字や日付を使い、意向を明確化するのが良いですね。これが通じる斬れる英語です
※ご質問や「英語や他言語」の通翻訳のご用命は下記まで:
Pls enjoy the meaning of WOULD. Thanks & Have a Nice Business!
ご連絡は、fuku@eos.ocn.ne.jp 迄// By Ken Suetsugu