|
|
|
2008年05月14日
テーマ：乳ガ～～ン(1222)
カテゴリ：乳癌
質問をいただきました。
＞最近、Veganの人で乳がんにかかった人がいるのですが、彼女の場合、 ＞お酒をすごく飲んでたのですが、どうでしょうか。 まずは乳ガンの原因をおさらいしておきましょう。 以下が一般に乳ガンの原因といわれていることです。 【乳ガンの原因】 遺伝･･･乳ガンになった血縁者がいる場合は発症率が高まります。 女性ホルモンの影響･･･妊娠/出産経験のない女性は女性ホルモンの1つ エストロゲンの影響を受けやすくなりやすい。 高齢出産の女性もエストロゲンは若い頃に分泌が さかんなので早くに妊娠/出産を経験した女性に 比べなりやすいです。 また、初経が早く閉経が遅い場合も月経期間が 長いためエストロゲンの作用を受ける期間が長くなり、 なりやすいと言われています。 食生活･･･動物性脂肪摂取量の増加。肥満も乳がんの一因と考えられています。 キーワードはエストロゲンですね？ ではエストロゲンレベルはどうしたら高くなるのでしょう？ 上述の乳ガンの原因として、 ＞動物性脂肪摂取量の増加。肥満も乳がんの一因と考えられています。 と書いてありますが、「考えられている」ではなくて 今や「明らか」と言えますね。 具体的に本から抜粋しますね？（太字が抜粋です） 乳ガンの患者さんの食生活の最大の特徴は、 ごはんが異常に少ないということです。 朝はパン食。でもパン食ではなにかもの足りないから、 常に甘いお菓子かケーキ、クッキーなどを食べている。 パン食だから煮物、和え物、おひたしよりも、 油を使った炒め物、揚げ物、ドレッシングをかけた サラダが多い。果物は美容にいいからと、 楽しみで食べる量をはるかに超えた量を食べている。 つまりごはんを食べないで、パン、砂糖、油、果物などで カロリーをとるという食生活をしていたということです。 （じょうぶな子どもをつくる基本食） アメリカを含めて世界中どこでも牛乳・乳製品の摂取量が 多い国では、乳ガンが多発しています。一方摂取量の少ない国では、 乳ガン発症率はきわめて低いのです。牛乳・乳製品をほとんどとらない 中国農村部の女性達の乳ガン発生率は、欧米の五分の一でしかありません。 （The China Study) ハーバード大学が閉経後の女性達90,665人を対象に行った、 「ハーバード・ナーシーズ・ヘルス・スタディー（ハーバード大学 看護師保険調査）」では、乳製品（チーズなど）や赤身肉などが、 乳ガンリスクを高めることと最も深く関係している、ということを 明らかにしている。 （Journal of National Cancer Institute) 「乳ガンと牛乳・乳製品との関係」は、「喫煙と肺ガンの関係」と 同様に密接なものであることが、世界中の多くの研究で明らかにされ、 欧米の健康志向層の間では周知の事実になっています。 （The China Study その他） 乳ガン患者だった英国地質調査センターの主任研究員 ジェイン・プラント博士は、乳ガンにかかり、乳房全摘出手術後、 ４回も癌が再発、リンパ組織にまで転移していて、余命三ヶ月、 長くて六ヶ月と言われていました。 しかし、前述のような情報（牛乳・乳製品が原因）に気づいた博士は、 乳製品をやめ、プラントベース（植物性食品中心）の食事に変えたところ、 数ヶ月で乳ガンが消えてしまいました。 博士はそれから１４年後の今日も、完全に癌から解放されています。 （Your Life In Your Hands) その後、博士のアドバイスに従ったたくさんの女性達も癌を 克服したことから、彼女は自らの体験を出版したというわけです。 牛乳・乳製品は高脂肪、低脂肪、無脂肪に関係なく、乳ガンを 引き起こします。低脂肪でヘルシーな食事をしていても、 牛乳を加えると乳ガンのリスクがアップします。 逆にほかの脂肪摂取量は多くても、乳製品の摂取量が 少なければ乳ガンのリスクは低くなります。 （British Journal of Cancer) 高脂肪・高タンパクの肉、魚など動物性食品の摂取量の過剰も 乳ガンリスクを増加させてしまいます。これらはすでに見てきたように、 血中のエストロゲン・レベルを増加させ、乳ガン細胞の増殖の 燃料を提供してしまうからです。肉類の脂肪に含まれる飽和脂肪は ガン促進剤といってもよく、すべての癌に関与していることが 明らかにされています。 （Dr. Fuhman's Healthy Times) ということで、乳ガンの原因要因の一つとして、とくに、 牛乳・乳製品がクローズアップされてきました。 （日本ではそんなことは隠蔽されていますが） そこで、質問の方の話題に戻ります。 ビーガンがなんで乳ガンにかかるのよ？ 理不尽だと思うことでしょうね？ でもあり得るようです。 それは、動物性食品以外でも乳ガンリスクを高める食品があるのです。 それは、まずはコーヒーです。 コーヒーは植物性食品だから。ビーガンでも飲む人もいることでしょう。 しかしながら、コーヒーもエストロゲンレベルを上げる、ということです。 その方がコーヒーが大好きであったかどうかは分かりません。 次に、アルコール飲料です。 そこで質問の話題にもどります。 ＞最近、Veganの人で乳がんにかかった人がいるのですが、彼女の場合、 ＞お酒をすごく飲んでたのですが、どうでしょうか。。 回答は以下のとおりであります。 お酒はエストロゲンの製造を増やす（飲む前の三倍に）、 肝臓の解毒作用を弱める、ＤＮＡ修復の免疫システムや葉酸の 能力を弱める、などによって、乳ガンのリスクを高めてしまう。 一日１５ｇ以上のアルコールを摂取している人は、 全く飲まない人に比べ、乳ガンにかかるリスクが ２４％高くなります。１５ｇのアルコールは、 ビールのコップ二杯分、ワイングラス一杯分に相当します。 一日二杯以上飲む人は、乳ガンリスクが飲まない人の 三倍になります。 （Food, Nutrition and The Prevention of Cancer: A Gobal Perspective) 【参考文献】  お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
2008年05月14日 15時17分08秒
コメント(0) | コメントを書く
[乳癌] カテゴリの最新記事
|
|
