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カテゴリ:樹木
☆写真整理と自然観察の振り返り(その33)は、ツバキ科の植物です。
◎ツバキ(ツバキ科ツバキ属) ☆ツバキは、ツバキ科ツバキ属の常緑樹です。日本原産(学名はCamellia japonica)です。他家受粉で結実するので、変種ができやすく、古くから品種改良が行なわれてきたそうです。(2009年12月20日撮影)。 ☆サザンカは花びらが1枚ずつ散りますが、ツバキは1度に落ちます。(2012年4月22日撮影)。 ☆ツバキ(椿)の名は、「椿」という漢字は本来他の植物名でしたが、春に咲く花ということで、この漢字が使われるようになりました。ツバキの中国名は「山茶」。(2012年4月22日撮影)。 ☆実は熟すと3つに割れて、3~6個の種が出てくるそうです。ツバキ油は、この種子から取り出します。(2012年8月8日撮影)。 ◎ナツツバキ(ツバキ科ナツツバキ属) ☆ナツツバキ(シャラノキ)は、宮城県以西の山地に自生し、栽培もされる落葉高木です。花弁は5枚で、縁に細かい鋸歯があるのが特徴です。(2012年6月22日撮影)。 ☆花の直径は5~6センチメートルで、花弁には繊細なしわがあります。雄しべは、ツバキ科らしく多数ありますが、5つに集まってまとまっており、根元で花弁の基部とも合生しています。(2012年6月22日撮影)。 ☆雌しべの先端は5つに分かれているのがわかります。実は熟すと、5つに分かれます。(2012年6月22日撮影)。 ☆ナツツバキ(夏椿)の名は、文字通り夏(梅雨の時期)に咲く椿から。シャラノキ(沙羅樹)の名は、沙羅双樹は耐寒性が弱いので、各地の寺院では代用としてナツツバキが植えられることが多いのでシャラノキ(沙羅樹)と呼ばれるようになったそうです。 ◎モッコク(ツバキ科モッコク属) ☆モッコクの花です。5枚の白い花びらと中央に黄色い雄しべがたくさん見えます。モッコクは、ツバキ科モッコク属の常緑高木です。(2012年7月14日撮影)。 ☆モッコクの実が、鈴なり状態です。(2012年10月21日撮影)。 ☆モッコクは、江戸五木の一つで、庭木の王者と言われるそうです。庭木は、常緑で成長が速くなく風格があり果樹でないことなどが条件で、「モッコクなき庭は庭に非ず」と言われるほど庭木として重要だそうです。(2012年10月21日撮影)。 ◎チャノキ(ツバキ科ツバキ属) ☆チャノキは、10月から花の季節になります。チャノキは、ツバキ科ツバキ属の常緑低木です。(2009年10月11日撮影)。 ☆茶畑の花は目立ちませんが、野生化して成長しているものは、サザンカやツバキのように、花が目立ちます。チャノキの「茶」の文字は、植物・草をあらわす「草冠(くさかんむり)」と、苦いことを意味する「余」からできているそうです。(2012年11月8日撮影)。 ☆茶の実には、3本の筋があり3個の種子が入っています。地図記号で茶畑を表示する三つの点「∴」は、この3個の種子に由来しています。(2012年8月8日撮影)。 ◎サザンカ(ツバキ科ツバキ属) ☆11月から、ウォーキングコースの公園や庭で、サザンカの花を見かけるようになります。サザンカは、本州(山口県)以南に分布する常緑広葉樹です。2012年11月11日撮影)。 ☆ツバキ類の園芸品種は、サザンカやヤブツバキ、ユキツバキ、ツバキの交配種が多くありますが、しろうと自然科学者には品種のことまではわかりません。(2012年11月11日撮影)。 ☆サザンカ(山茶花)の名は、中国語でツバキ類を指す「山茶」に由来し、山茶花の本来の読み方である「サンサカ」が訛ってサザンカになったと言われているそうです。(2012年11月11日撮影)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.12.11 04:18:01
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