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カテゴリ:野鳥たち
☆ウォーキングコース(玉川上水)で歩いていると、木の枝に見たことがない青い鳥が見えました。(2015年3月20日撮影)。
![]() ☆オオルリのオスです。日本へは夏鳥として4月下旬ころに渡来し、北海道から九州までの全国各地で繁殖して、10月過ぎの冬季は東南アジアで越冬する渡り鳥です。一足早く渡来したのでしょうか。 ![]() ☆オオルリは、ヒタキ科オオルリ属の野鳥です。オオルリは、低山帯から亜高山帯にかけての山地や丘陵に生息し、とくに渓流沿いのよく茂った森林に多く、飛翔している昆虫を捕食し、クモ類なども捕食するそうです。 ![]() ☆オオルリのオスは、背中は尾を含めて金属光沢のある鮮やかな青色(瑠璃色)です。尾の基部の左右には、白班が見えます。 ![]() ☆オオルリのオスの喉と顔は黒く目が目立たず、腹は白くなっています。 ![]() ☆ウォーキングコース(玉川上水)でオオルリを見かけたのは、これが初めてです。しばらく玉川上水沿いの木をゆっくりと移動してくれたので、比較的鮮明な写真が撮れました。 ![]() ☆オオルリは、コルリやルリビタキに比べて大きめの青い(瑠璃色の)鳥です。オオルリの「ルリ」とは、青い宝石の瑠璃(ラピスラズリ)に由来するそうです。仏教の世界で瑠璃は七宝(しっぽう、極楽浄土を表現する宝)の一つとされていて、その瑠璃の色をもつ鳥として昔から愛されている鳥だそうです。 ☆また、オオルリのさえずりは、ウグイス・コマドリとともに日本三鳴鳥に挙げられているほど美しいとされています。 ☆なお、『日本の野鳥』(竹下信雄著、小学館)によると、古来の習慣で、緑色の鳥には「あお(緑)」の名(アオゲラ、アオバト)がつけられ、青い鳥には「ルリ(瑠璃)」の名(オオルリ、ルリビタキ)がつけられるそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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