9582750 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

しろうと自然科学者の自然観察日記

しろうと自然科学者の自然観察日記

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Category

Calendar

Profile

しろうと自然科学者

しろうと自然科学者

Comments

Favorite Blog

平穏無事! 花はアジ… New! だいちゃん0204さん

日本の野生蘭 ササ… New! himekyonさん

K川散策日記:源流域… ★黒鯛ちゃんさん

50日ぶりの小さな庭 hiromomoさん

M.KEIZOの「花のある… M.KEIZOさん

Keyword Search

▼キーワード検索

2015.06.09
XML
カテゴリ:山野草
☆道端でカラスビシャクを見つけました。カラスビシャクは、日本全土の道端や畑に自生するサトイモ科ハンゲ属の多年草です。カラスビシャクの葉は1~2枚で、長い葉柄があり、先端に3枚の小葉があります。
  • カラスビシャク1.JPG

  • ☆カラスビシャクは、同じサトイモ科のミズバショウ・ザゼンソウ・ウラシマソウなどと共通の仏炎苞があります。カラスビシャクは、仏炎苞の中にある肉穂花序の先端の付属体がウラシマソウ同じように仏炎苞の外に伸び直立しています。付属体の雌花序の部分は背面で仏炎包に癒合しているので、筒部の下半分がやや細くなって見えます。
  • カラスビシャク2.JPG

  • ☆雄花序と雌花序が仏炎苞の中にあるので、苞の前面を取り除いて、中の雄花序と雌花序の様子を観察してみました。雌花部の上部から短い柄が出て、棒状の雄花部につながり、さらにひものように長い附属体になって仏炎苞の上から伸び出しています。
  • カラスビシャク3.JPG

  • ☆仏炎苞の中にある肉穂花序です。上に白い雄花序があり、下に黄緑色の雌花序が見えます。雄花序の上には、付属体が伸びています。
  • カラスビシャク4.JPG

  • ☆カラスビシャクの雄花序です。雄花・雌花ともに花びら(花被片)はなく、雄花は葯だけだそうですが、つくりはよくわかりません。
  • カラスビシャク5.jpg

  • ☆カラスビシャクの雌花序です。花序の雌花部は仏炎苞に埋め込まれ、仏炎苞の壁に雌花が並ぶようについています。この雌花序は、子房が膨らみ緑色に色づいてきたところで、カラスビシャクは種子繁殖もするそうです。
  • カラスビシャク6.jpg

  • ☆カラスビシャクの付属体です。雄花序のすぐ上は緑色ですが、その上は途中まで黒色で、その先の仏炎苞から出ている部分は緑色です。
  • カラスビシャク7.jpg

  • ☆カラスビシャクは、葉柄の途中と小葉の基部にムカゴをつけて増えます。葉柄下部のムカゴです。
  • カラスビシャク8.JPG

  • ☆カラスビシャク(烏柄杓)の名は、花(仏炎苞)を柄杓に見立て、人が使うには小さいのでカラスの名を付けたことに由来するそうです。





    お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

    Last updated  2015.06.09 04:49:21
    コメント(2) | コメントを書く



    © Rakuten Group, Inc.