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カテゴリ:樹木
☆知り合いから、団地の中にヤブコウジ(十両)があると聞いて撮影に行きました。ツツジの生垣のまわりに、数株のヤブコウジを見つけました。
![]() ☆ヤブコウジは、北海道・本州・四国・九州に分布するサクラソウ科ヤブコウジ属の常緑小低木です。樹高は、10~20センチメートル程度です。 ![]() ☆6月終わり頃から7月に花を咲かせ、秋には実が赤く熟します。名前の由来はミカンに似ていることに由来するそうですが、しろうと自然科学者はサクランボの実を思い浮かべました。 ![]() ☆ヤブコウジは地下茎で増えていき、明るい場所で群生して密な群落を作るそうですが、太陽の光が当たるツツジの生垣のまわりに広がってきているようです。 ![]() ☆ヤブコウジ(藪柑子)の名は、赤い実をミカン(蜜柑)に見立ててヤマミカン(山蜜柑)と呼び、それがヤマタチバナ(山橘)になり、ヤブコウジ(藪柑子)になったそうです。万葉集では、ヤマタチバナと歌われているそうです。「柑子」も「橘」もミカン科の常緑小高木だそうです。藪に生え、ミカンのように常緑で夏に白い花を咲かせ秋に実をつけることから名づけられたのでしょうか。 ![]() ☆同じサクラソウ科ヤブコウジ属のマンリョウ(万両)、センリョウ科センリョウ属のセンリョウ(千両)、同じサクラソウ科ヤブコウジ属のカラタチバナ(百両)とともに、別名ジュウリョウ(十両)と呼ばれます。これで、団地内で十両・百両・千両・万両の4種類の実を見つけることができました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.12.17 05:43:19
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