|
テーマ:楽天写真館(354383)
カテゴリ:山野草
☆約2週間、北海道の旅に出ていましたので、そこで見かけた植物を紹介します。第2回は、ミツバフウロです。
☆草むらでミツバフウロの花を見つけました。ミツバフウロとゲンノショウコは、よく似ているので、注意して観察してみることにしました。(2016年9月4日撮影)。 ☆ゲンノショウコは花柄に開出毛(軸から直角に伸びる毛)がありますが、ミツバフウロは花柄に下向きの圧毛(圧せられたように下を向く毛)や屈毛(曲がって生える毛)があります。この写真では、花柄に下向きの圧毛が見えるので、ミツバフウロです。 ☆花柄をよく見ると、やはり開出毛ではなく下向きの圧毛が見えますので、ミツバフウロの花と確認できます。 ☆ミツバフウロは、北海道から九州の草むらに生えるフウロソウ科フウロソウ属の多年草です。 ☆ミツバフウロの葉は、3つに深く裂けており、裂片には大きな鋸歯があります。 ☆ミツバフウロの花です。花柄にゲンノショウコのように目立つ開出毛がないので、花柄は一見すると無毛ですべすべしているように見えます。 ☆花に近づいて見ると、花柄に下向きの圧毛が見えます。萼片には、3つの脈が見え、萼片にも下向きの圧毛が見えます。 ☆ミツバフウロの花です。萼片は5枚で、先端は細く尖っています。植物図鑑(『日本の野生植物』平凡社)では、萼片が花弁より少し短いとありましたが、写真で見ると萼片が花弁より少し長いようです。5枚の花弁には、3本の紫色のスジがあります。青紫色の葯がある雄蕊は10本、中央に雌蕊らしいものが見えます。 ☆ミツバフウロ(三葉風露)の名は、葉が3つに深く裂けていることに由来します。ミツバフウロの花言葉は、ハクサンフウロなどとともにフウロソウに共通する「変わらぬ信頼」だそうですが、誰がどんな理由で名づけたのでしょうか。 ☆なお、北海道に分布するものは、葉裏全面に短い伏毛があるので、エゾノミツバフウロとして区別する考えもあるそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[山野草] カテゴリの最新記事
soraさん
>ありがとうございました >細かい点まで教えていただき >今度よく見てみます > ----- コメントありがとうございます。 これまでは、ゲンノショウコしか見たことがありませんでした。 今回調べてみて、詳しいことがわかりました。 (2016.09.13 06:05:26) |