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しろうと自然科学者の自然観察日記

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2019.05.29
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カテゴリ:山野草
☆3月30日と4月2日、東京都八王子市の高尾山に植物観察(3回目・4回目)に行きました。その内容を順次紹介しています。ミミガタテンナンショウの花です。(2019年3月30日・4月2日撮影)。
  • ミミガタテンナンショウ01.jpg

☆ミミガタテンナンショウは、東北地方南部(岩手県と宮城県の太平洋沿岸)と関東地方と山梨県の低山地、中部地方から四国、九州(大分県)に分布するサトイモ科テンナンショウ属の多年草です。テンナンショウ属は日本には3節60分類群があり、変異が多く中間的な形態のものがあるので区別が難しいそうです。
  • ミミガタテンナンショウ02.jpg

☆ミミガタテンナンショウの花期は3~5月で、葉の展開の前に花柄を伸ばして仏炎苞に囲まれた花序をつけます。
  • ミミガタテンナンショウ03.jpg

☆ミミガタテンナンショウの仏炎苞は高さ10センチ程度で、筒部は4.5~8センチと長く、舷部(先端の幅広い部分)は濃紫色または暗紫色で、口辺部は耳朶(みみたぶ)のように著しく張り出しています。
  • ミミガタテンナンショウ04.jpg

☆口辺部は著しく張り出し、暗紫色の筒部には多くの白条(白いスジ)が縦に入っています。
  • ミミガタテンナンショウ05.jpg

☆肉穂花序の付属体は、棒状から棍棒状で、先端は丸く直径は3~10ミリです。ミミガタテンナンショウは、株が年を経て鱗茎が大きくなると、雄株が雌株に性転換するそうです。雄花には多数の雄蕊があり、雌花には多数の子房があります。
  • ミミガタテンナンショウ06.jpg

☆ミミガタテンナンショウの葉は2個で、小葉は鳥足状に7~13枚つきます。
  • ミミガタテンナンショウ07.jpg

☆小葉は、線形から広楕円形で、中肋(葉の中心部)に沿って白班が入るものと入らないものがあります。
  • ミミガタテンナンショウ08.jpg

☆ミミガタテンナンショウ(耳型天南星)の名は、仏炎苞の口辺部が耳朶(みみたぶ)のように張り出していることと、「天南星」は中国で夜空に広がる星のことで葉が広がる形に由来するそうです。
  • ミミガタテンナンショウ09.jpg

☆ミミガタテンナンショウの花言葉は、「壮大な美」だそうです。由来は、わかりませんでした。
  • ミミガタテンナンショウ10.jpg





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Last updated  2019.05.29 05:17:44
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