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テーマ:楽天写真館(354879)
カテゴリ:山野草
☆5月15日、東京都八王子市の高尾山に植物観察(11回目)に行きました。その内容を紹介しています。クワガタソウの花です。(2019年5月15日撮影)。
☆クワガタソウは、東北地方南部から関東・中部地方、紀伊半島の林中に生えるオオバコ科クワガタソウ属の多年草です。クワガタソウ属は、新エングラー体系、クロキストン体系ではゴマノハグサ科に分類されていましたが、APG分類体系でオオバコ科に分類されています。 ☆クワガタソウは、茎が数本直立又は斜上し、高さ10~20センチになります。茎には、上向きの曲がった白色の毛があります。 ☆クワガタソウの葉は対生し、葉柄は長さ0.5~2センチで基部が合着します。葉身は、長さ1~5センチの卵形で、縁に6~9対の低い鋸歯があり、先は鋭形、基部は円形、両面とも有毛です。 ☆茎上部の葉は、葉柄が短く、葉が大きくて、長いのが特徴です。 ☆クワガタソウの花期は5~6月で、上部の葉腋から出る短い総状花序に花を1~5個つけます。 ☆小花柄は短く有毛で、萼は4つに分かれ、萼片は狭倒披針形で、やや先が尖り、果実ができた時にも残ります。 ☆クワガタソウの花は、直径8~13ミリ、花冠は淡紅紫色(淡ピンク色)、4つに深く別れ、紅紫色の条線があります。雄蕊が2個。雌蕊が1個です。 ☆花冠の上部の裂片に、紅紫色の条線が目立ちます。 ☆クワガタソウ(鍬形草)の名は、扁平な三角状扇形の果実と2個の萼片が、兜とその前にある角状の飾りであるクワガタ(鍬形)に似ることに由来します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.07.29 05:43:32
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