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家曜日~うちようび~

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2020.03.29
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テーマ:防災の話(1076)


関東で「パニック買い」が始まったっす。
テレビやネットで、関東のスーパーの閑散とした商品棚の映像を見ると、不安になりますね。
僕が住んでいる愛知県でも、いまだ開店前のドラッグストアで濃厚接触しながら、
マスクやトイレットペーパーに列をなす人たちが後を絶ちませんし、
そういった「パニック買い」する人を批判したり、人間の性を憐れんだりするタレントの俊烈な発言が、
メディアを連日賑わせています。

僕たち夫婦は、災害なんぞ何もない平素から、
ハッキリ言って周りに狂人扱いされながら「防災備蓄」を続けてきた、生粋の「備蓄がり屋さん」です。
ですから、正直この期に及んで買い占めるものなど、何もありません。
食糧、日用雑貨、何ぞかんぞ、ちゃっかりあります。ごめんなさい。
そして夫婦で、今のこの緊急事態を、複雑な気持ちで静観しています。

え? てか、このパニックって、僕たち備蓄家のせい? 備蓄ってそんなに悪いことなの?

という迷いがあるのです。



というわけで、勇気を出して、今こそ夫婦で「備蓄」について考えてみたいと思います。
でもさ、これは世の正論ではありません、あくまで一つの考え方です、と何度前置きしても、
こういった時事を切るような日記を書く時は、よくよく注意しないと、
なんや知らん、さからしく、押しつけがましい文章になりがちでしょ。
んで、今回は、その苦肉の策として「僕と妻との対話形式」でお送りします。
我が家の防災備蓄のボスは妻ですので、僕が妻にインタビューしている模様を活字にします。
どうか皆様におかれましては、
昼下がりの喫茶店で、ある平凡な夫婦の会話が、たまたま隣のテーブルにいたあなたの耳に入った。
そんぐらいの軽さで、読んでくれたら、これ幸い。




【長期化する新型コロナ禍、今こそ「備蓄」について考える】


備蓄家 = 妻

インタビュアー = 僕


僕)はじめまして。

妻)はじめまして。


僕)
さて、本日は我が家の「備蓄」について、妻であるあなたに色々伺っていきながら、
「これからの備蓄の在り方」みたいなことを、夫婦で考えていけたらと思います。

妻)分かりました。ご飯の支度があるので、早く済ませてくださいな。

僕)はい。では先ず、あなたが「備蓄」に目覚めたのはいつですか?

妻)2018年の北海道胆振東部地震の時かなあ。
私は、もともとビビリなので、東日本大震災・熊本地震や、各地の台風や大雨の被害などを、
この安全な中部圏から、震える思いでテレビ越しに観ていたのですが、
その映像があまりにも現実とかけ離れ過ぎていたっちゅーか、
お恥ずかしい話、その恐怖がまるで映画みたいだったっちゅーか。
ところが、北海道の地震の時、買い占めでコンビニから商品が一夜にして消えたでしょ。
あの時はじめて、災害の恐怖が日常的現実味を帯びて、自分に襲いかかる感覚があったんです。
決して遠い世界の話じゃない、急いで防災備蓄を見直さなきゃ。そう実感した出来事でした。

僕)それまで、無駄な買い溜めを嫌がる人でしたもんね。

妻)
はい。私、几帳面っすから、単純に家の中は、こざっぱりと清潔にしていたい人間ですので、
まあミニマリストとまでは言いませんが、家がガチャガチャしているのが嫌で、
どこかしらスーパーを自宅のヤードと思って生活しているタイプでしたね、確実に。

僕)それが北海道の地震以降、ガラっとライフスタイルを変えましたね。

妻)ええ、防災備蓄について真剣に考え、取り組み、結果、家に食糧やモノが増えました。

僕)
そういう時のあなたは、夫の迷惑顧みず、圧倒的な行動力がありますね。
てかさ、いつも不思議なんすけど、それまで貫き通したライフスタイルへの、未練とかねーの?

妻)
あんたは、昔からそうやって自分軸みたいなもんへのこだわりが強いみたいだけれど、
私は、そういうの、マジどーだっていいからね。
これまで自分がこだわり抜いたライフスタイル、それはそれ。
肯定も否定もせんでいい。それはそれ。
次が見えたら、さっさと気持ちにケリをつけて、次へ行くべきよ。
ライフスタイルが何ぞ? 家族の命には代えれんでしょ。

僕)ちっ。・・・おっしゃる通りっすね。 





僕)では、防災備蓄を始めた時のエピソードがあれば教えてください。

妻)
エピソード? んなもん無い。
災害のない平素に、地味に、しゃくしゃくとモノを買い揃えて行くだけですから。
ただし、備蓄について調べていくなかで、世の中には、私なんかよりもっとスゴイ、
ある一定数の優秀な備蓄家さんたちが隠れ潜んでいるということを知ったのは、なんだか心強かったです。
でね、これって、防災意識の高い備蓄家たちに共通する性格なのですが、
彼らは、備蓄の重要性や素晴らしさを、表立って世間に発信しようとしないのですね。
こういった緊急事態時は特にね、鳴りを潜めて静観している。

僕)それは、何故だと思いますか?

妻)そりゃあアンタ、要らぬ批判を受けるからに決まっとるがや。

僕)
ですね。平素に防災備蓄の大切さを熱弁すれば、過剰反応だと煙たがられ。
緊急時に、ここぞとばかりに防災備蓄の有難さを問いただせば、
お前らが買い占めるからモノが無いのだと、怒られちゃいますからね。

妻)
今まさに、備蓄が、さも悪いことのように言われとるでね。
緊急時に備え平素にモノを買い溜めしておくことは、決して悪いことではないですよね。
問題なのは、緊急時になってから、集団でパニックになって一斉にモノを買い占める行為、
いわゆる「パニック買い」ですよね。そこを混同されると、とてもツライです。

僕)
そう言えば僕は、トイレットペーパーの買い占め騒動が始まる何週間も前に、
あなたが「近いうちに日用品の買い占めが起こると思う」と言って、
トイレットペーパーを業者買いしたことを、写真付きで面白おかしく記事にしたことがあったのだけれど、
買い占めが現実になった途端、あたはなその写真を「今すぐ削除して欲しい」と僕に言いましたね。
それは何故ですか?

妻)だって、それこそ要らぬ批判を受けるから・・・。

僕)あれは騒動前だった。卑屈になる必要はない。誰も君の発言を信じなかった。

妻)あんたもね。「君の心配性は異常だ、病院行ったようがいい」っておっしゃいましたもんね。

僕)んなこと言ってねーよ!

妻)言われた方は、おぼえてんだバカヤロー!

僕)言ってねーつってんだろコノヤロー!

妻)黙れハゲチキショー!

僕)・・・ちっ。 





僕)では、次に、備蓄のコツなどがあったら教えてください。

妻)
はい。備蓄のコツは「人数と期間」を明確にすることだと、私は思います。
つまり「何人家族が、どれだけの期間耐えうる備蓄か」明確にするということです。

私が今回の新型コロナウイルスで明確にした備蓄の量は、

食糧 = 四人家族が、ひと月分。

日用雑貨 = 四人家族が、半年分。

これを、普段の食糧、日用雑貨、及び防災用のローリングストックとは全く別に、
あくまで新型コロナにおける最悪の事態のためにだけに備えました。
人数と期間という「目標」を明確にしたら、後は購入という「手段」を行うだけです。
目標が明確なら、ごく簡単な足し算・掛け算で、必要な数量や金額は算出できます。

僕)
確かに、最近の「パニック買い」の人たちに欠けているのは明確な目標ですね。
モノを買い占めるという「手段」だけが先行してしまっている。
だから、ずっと不安。限度が分からず買い続ける。

妻)だと思います。





僕)他にコツはありますか?

妻)
うーん、やっぱり、早め早めに備えることですね。身も蓋もありませんが、これに尽きます。
備蓄って「真夏に、冬ごもりの準備をする」ようなものです。
仮に、真夏に私がストーブやコタツを買い占めても、誰も咎めません。
むしろ私を鼻で笑います、白い目で見ます、奇人変人扱いします。
まあ、逆に、そこが狙い目なんすけどね。
長時間並ぶ必要もありませんし、モノを奪い合う相手もいません。余裕っす。楽勝っす。

僕)なるほど、寒波が来てからストーブ買いに走っても、そりゃ売ってねーぞと。

妻)はい。真夏に笑ってた人たちが、今度は血相を変えてストーブを奪い合っていますからね。





僕)では、さらに深い部分、確信に迫るところまで話を進めたいと思います。

妻)ちょっと待って!

僕)ど、どうかしましたか?

妻)うーーーん。

僕)・・・どうしました?

妻)うーーーん。

僕)・・・大丈夫ですか?

妻)ちょっと、ウンモさんしてくる。

僕)・・・・・。

という訳でえ~、

突然、妻がトイレ休憩に入りましたので、

今回はここまでだがや。

続きは次回だでかんがや。



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最終更新日  2020.04.01 14:22:20
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