テーマ:映画館で観た映画(8427)
カテゴリ:映画
![]() ♪壊れそうなものばかり集めてしまうよ。 輝きは飾りじゃないガラスの十代♪ by 光源氏 映画「春の雪」を見たとき思ったのが、光源氏の「ガラスの十代」の歌詞。 大正初期の貴族社会を舞台に繰り広げられる豪華絢爛恋絵巻。 幼馴染みの侯爵家の子息・松枝清顕(まつがえ・きよあき=妻夫木聡)と伯爵家の令嬢・綾倉聡子(あやくら・さとこ=竹内結子)の恋物語。 が、しかしこのお坊ちゃま、バカぼん(ノД`)。 美しい聡子が慕っていると知っていて、気のない振りをする。 で、天皇家の血筋の王子が聡子に求婚するや、急に聡子が欲しくなる。 おるおる、こんなの。 飽きてしまった玩具でも、隣の子が使い出すと急に 「これ、ボクのんや」と言い出すこ。 「きよ様=きよあき」もそんな、お坊ちゃま。 しかし、聡子の結婚は「勅許=天皇の命令」なのだ。 当時の天皇は、絶対。 だから「愛しては、ならない。」というキャッチコピーとなる。 が、そこは、バカボン・キヨ様。 聡子の周りの人をを脅して、密会を重ねる。 そして聡子は身ごもる・・・。 もう、最悪・・・。 _| ̄|○ そんな、アホボンと人のよすぎる、お嬢様の恋・・・。 と、さんざんな言い方ですが、実は、私このテの映画、大好き。ヽ(゜∀゜)ノ 聡子の帽子や洋服の浮世離れした、はかなささえ感じる美しさ。 着物も色や模様もさることながら、長じゅばんの襟の美しさに惚れ惚れ。 大正時代の貴族社会という華やかで美しいところがあちこちに。 行定勲監督は、儚く哀しく美しい、愛の物語の物語に仕上げている。 降っても積もらない「春の雪」。 タイトルは、すなわち、ふたりの恋を暗示している。 原作は三島由紀夫。 ■おまけ■ キヨ様と聡子が鎌倉で会うという設定になっているが、そのモデルが鎌倉文学館だそうです。 人気blogランキングへ ![]() ![]() ・・・・・・・・・・・・・・・ ![]() ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。 ★11月24日*大根の年取り*UP お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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