テーマ:フィギュアスケート(3621)
カテゴリ:マイブーム
フィギュアスケートの世界選手権第4日は28日、上海で行われ、結果、ゆづは、2位に終わった。
「よかった・・・」と私は思った。 ゆづファンから、 「優勝を逃したのに、よかったとは、なによ!!」とお怒りの声が聞こえそうだが、よかったと思っている。 昨年、オリンピックで金メダル。 その後、中国杯で、ハンヤンと激突、それでも、グランプリの輝いた。 そして、年末の全日本フィギュアスケート選手権で3連覇。 3連覇した昨年末の全日本選手権後に、尿膜管遺残症のため下腹部を手術で4センチ切った。 1カ月半後、氷上練習に戻った矢先に古傷の右足首を捻挫。 氷に乗れたのは、3月になってからだという。 普通の人だったら、自分の体を考え、練習不足を考え、絶対に出ない。 なのに、ゆづは出た。 無謀だと思ったが、SPはトップ。 最大のライバルと思われるテン君(デニス・テン:カザフスタン)のショート・プログラムでまさかの、曲が出ないというトラブル。 それのに動揺したのかミスが続いた。 だから、今回も優勝かと思っていた。 しかし、勝ったのは、ハビエル・フェルナンデスだった。 これまで、ゆづは、初出場のノービスで優勝、世界ジュニアで優勝、オリンピックで金と勝ち続けてきた。 いつも勝って当たり前な雰囲気の中、プレッシャーはいかほどのものだっただろうか? 昔、東京オリンピックマラソンで銅メダルをとった、円谷幸吉というランナーがいた。 彼は、「メキシコ五輪で金を!」という重みに耐えかねて、自殺した。 「幸吉は、もうすっかり疲れ切ってしまって走れません」という遺書を残して・・・。 ■円谷の遺書■を読む度、涙が出る。 ゆづは、賢い人だから、この負けから何かを学ぶだろう。 私たちも、「優勝してあたり前」と思わないことを学ばなければならない。 悔しそうな、ゆづの顔を見ながら、17歳の「ニース大会」の事を思い出した。 あの時、優勝したのは、Pちゃん(パトリック・チャン)。 2位が大ちゃん(高橋大輔)、3位がゆづだった。 ゆづは、3位を大喜びで、氷の上でピョンピョンしていた。 ゆづの滑った「ロミオとジュリエット(ソチ五輪とは違う)」の曲が流れ、表彰台に行くまで踊りながらいっていた。 表彰台に乗っても、まだ踊っていたので、Pちゃんと、大ちゃんが顔を見合わせてほほ笑んでいた。 たった3年前の事なのに、ゆづの背負うものが、それだけ大きくなったんだなと思う。 今回の負けで「勝たなければ」という呪縛から解き放たれることを願うばかりだ。 フィギュアスケート世界選手 1位:ハビエル・フェルナンデス(スペイン) ネットでの愛称は、ハビ。スペインの貴公子の異名あり。 ソチ五輪では、惜しくも4位。 2位:羽生結弦(日本) 愛称:ゆづ ソチ五輪では、もちろん金メダル。 3位:デニス・テン(カザフスタン) 愛称:殿下 ソチ五輪では、ショート・プログラム9位からの銅メダル。 ジュニア時代、ゆづが、「殿下は?」とテン君の順位を気にしている動画があった。 その頃から、2人はライバル。 ・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.03.30 18:55:45
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