テーマ:映画館で観た映画(8540)
カテゴリ:映画
つかの間の光 戦火の不安の中で笑い涙して私たちは 1992年春、ジョージアの首都トビリシ。 ジョージアは前年にソ連から独立し、ガムサフルデァ初代大統領と反対派が対立。 大統領の逃走により少し落ち着きは取り戻したが、内戦のきな臭さが残り、新たな紛争の不安が漂っている。 14歳の少女エカは一緒に暮らす母と姉からの干渉に反発を感じていた。 父は刑務所に入っている。 エカの親友ナティアの家庭では父がアルコール中毒のため争いが絶えず、荒んでいた。 生活物資が不足しがちで配給にはいつも長い行列ができているものの、エカとナティアにとってはおしゃべりができる楽しいひとときだった。 ナティアはハンサムなラドと不良仲間とつるんでいるコテから好意を寄せられている。 ある日、ラドはナティアに弾丸が1発入った銃を贈られる。 そのことから、二人の少女の運命が変わっていった。 独立直後のジョージアを舞台に戦火の不安の中成長する二人の少女を映し、ベルリン国際映画祭国際アートシアター連盟賞を受賞した人間ドラマ。 ジョージア・トリビシ出身のナナ・エクフティミシュヴィリが少女時代の思い出をもとにドイツ出身のジモン・グロスと共同監督、苦難の時代を生きる庶民や戦争の不毛さ、当時の女性の境遇などを描き出す。 第14回東京フィルメックスにて最優秀作品賞を受賞。 エカの家のポットは、水玉模様でかわいかった♪ ナティアの嫁ぎ先のキッチンも小さなテーブル、可愛いグッズがいっぱい♪ そうそう、東欧のグッズは、可愛いとよく本にも載っている。 それにしても、ナティアの結婚には?が多い。 どうして、好きでもない人と結婚したのか? そのせいで、ナティアも、夫も、夫の両親も、エカもハンサムなラドも不幸になったばかりか、殺人まで!! 14、15歳で結婚するなんて、だれも止めなかったのか?? ジョージアとは、聞きなれない国の名前だた、先日 ■スキーのリフト(チェアリフト)がまさかの暴走■ で話題になった。 首都はトビリシ。 ソビエト連邦の構成国であったが、1991年に独立した。 南オセチアとアブハジアの2地域が事実上の独立状態となっており、ロシアなど一部の国から国家承認を受けている。 中央部のゴリは旧ソビエト連邦の最高指導者であったヨシフ・スターリンの出身地である。 ロシア帝国とその後に成立したソビエト連邦の支配が長く続いたことから、独立後はロシアとの対立路線を取ることが多い。 1997年にはウクライナの呼び掛けに応じてアゼルバイジャン・モルドバと共にGUAMを結成し、2009年には独立国家共同体 (CIS) を脱退した。 1999年から欧州評議会のメンバーである。 この映画は、ミニシアターの草分け、岩波ホール創立50周年記念作品第1弾。 これまでの岩波ホールで上映された作品は、 山猫(1981年) 八月の鯨(1988年) 森の中の淑女たち(1993年) ダロウェイ夫人(1998年) 山の郵便配達(2001年) 美しい夏キリシマ(2003年) 父と暮せば(2004年) ハンナ・アーレント(2013年) など、心に残る映画ばかりだ。 にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.03.27 16:13:30
コメント(0) | コメントを書く
[映画] カテゴリの最新記事
|
|