|
カテゴリ:ダイエット
ダイエットというと、食事制限と運動が不可欠に思う人もいますが、「モデル体型ダイエット塾」を立ち上げた管理栄養士の三田智子さんは、運動ゼロでも痩せられると言います。著書『食べたいものを食べて一生スリムをキープする食事のすごい黄金バランス』(青春出版社)でも紹介している、そんな目からウロコの話を詳しく教えてくれました。 運動なしで10kg減!痩せるための運動を禁止に 自身も47歳のときに、10kgのダイエットに成功し、15年間リバウンドしていないという三田さん。特別な運動はしていないそうです。 「ほとんどのダイエッターは、痩せるには運動は必須、と思っています。私が打ち出しているモデル体型ダイエットでは、痩せるための運動を禁止しています。なぜならそんな運動は続かないから。実は私も運動が嫌いです。痩せるためにいやいややっている運動はストレスでしかありません。 何より運動しても、それほど効果はないものなのです。もちろん、体を動かすのが大好きで、運動するのが何より楽しいという人は、どうぞやってください。私が禁止しているのは、『痩せるために』『わざわざ行う』運動です」(三田さん・以下同) ダイエットをしている人の長時間の有酸素運動はNG 特にダイエットをしている人に多い、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動について三田さんは注意が必要だと言います。 「有酸素運動の目的は、脂肪を減らすこと。適度な有酸素運動はとてもいいのですが、ダイエットをしている人の長時間の有酸素運動はNG。なぜなら、ダイエットをしている人の多くは、慢性的な栄養不足に陥っているため、運動によって筋肉を削ることになってしまうからです。筋肉が減ってしまうと、それこそ代謝が落ち、かえって太りやすい体になってしまうのです」 食べ方を変えたら脚痩せに成功! 三田さんのモデル体型ダイエット塾の受講生の中にも運動なしで脚痩せに成功した人がいたそうです。 「ひとつ実例をあげます。脚痩せしたいと頑張っていた50歳のAさんがいました。なんと3年間も脚痩せ専門のパーソナルトレーナーについていたのですが、太ももは1cmも細くならなかったそうです。そこで、最後の手段として私のダイエット塾を受講することに。私が導き出したモデル体型ダイエットの“黄金バランス”は『日本人の食事摂取基準(2020年版)』を元に、30種類以上の栄養素の推奨量(推奨量がないものは、目安量または目標量)以上をすべて摂取できるようにプログラムしたもの。 食事をその黄金バランスに変えたら、なんと1か月で太もものサイズが減りはじめ、3cmも細くなったのです。体脂肪率も落ちました」 激しい運動やきつい運動は老化を招く ダイエットのためにと、激しい運動をする人も多いですが、三田さんいわく、老ける原因にもなるので、おすすめできないと言います。 「なぜかというと、運動は酸化ストレスになるから。酸化ストレスとは、体内で活性酸素を発生させ、細胞を酸化させ、傷つけてしまうこと。つまり、無理をして運動をすることで酸化ストレスを発生させ、老化を促進してしまうのです」 更年期の女性は「骨のために」散歩を 更年期の女性にとっては、散歩がおすすめだと言います。 「ただし、更年期の女性の場合、骨のことを考えると、多少は体に負荷をかける必要があります。更年期からの運動を考えるなら、筋肉よりも骨のため。おすすめは普通に歩くこと。散歩程度で十分なのです。歩くことで骨に刺激を与え、気分よく外を歩いて、適度に紫外線を浴びることは、骨を丈夫にするだけでなく、自律神経を整えることにつながります。更年期の女性には特に必要なことなのです」 ◆教えてくれたのは:管理栄養士・三田智子さん 2010年モデル体型ダイエット塾をオープン。ダイエット研究のために女子栄養大学短大へキャリア入学し、卒業後、栄養士の資格を得て一般社団法人日本栄養バランスダイエット協会を設立。同時にモデル体型ダイエットインストラクター養成講座を開講。さらに、2020年58歳で「管理栄養士国家試験」に合格。著書に『食べたいものを食べて一生スリムをキープする食事のすごい黄金バランス』(青春出版社)がある。https://modeltaikei.com お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年08月31日 10時02分00秒
コメント(0) | コメントを書く
[ダイエット] カテゴリの最新記事
|