わたしの部屋

なんという皮肉であろうか？

元旦の能登地震の被災地に
救援物資を運ぶ海保の輸送機が

羽田C滑走路上で
新千歳発羽田着の日航機と衝突するという
大惨事が起きた。

これから飛び立とうとした輸送機に
着陸した日航機が追突！

瞬時に爆発炎上した映像は、天邪鬼爺には
まるで、アクション映画のワンシーンのように映った。

だんだん事故の詳細がわかるにつけ
爆発炎上したのが海保の輸送機であり

その後火に包まれた日航機から数分内で
379名の乗客乗員全員が脱出できたことは
奇跡のように感じる。

しかし残念ながら、海保の方は機長がただ一人脱出。
当たった瞬間爆発したのだから、こちらも奇跡のようだ。

他の5名の乗員は、残念ながら帰らぬ人となってしまった。
亡くなった搭乗員の方々には、心からお悔やみを申し上げます。

おそらくは、離陸しようとしていたところに着陸機が衝突したため
後部にいた乗員は助からなかったのであろう。

今度の事故は、同滑走路上に二機が遭遇という
あってはならないことによることは確かだ。

そのようになった原因はまだ定かではないが、
世界的にはまれに見る光景だという。

空港も国際空港ともなると超過密で
ラッシュの時間帯になると2分間隔での運用となるそうな。

この事故を、海保関係者は「前代未聞の事態」と表現したが

そりゃそうだ、海保の輸送機は、能登の救済に向かおうとしてたのだから
イレギュラーの運用である。

だから先日、能登の地震が起きなければ
この事故はなかった。

まさに運命のいたずらとはこういうものだろう。

もし海保の機長が慣れていなくて
離陸に時間がかかったとしたら…

よそう、無責任な原因追究は止めておこう。
この辺は早晩明らかになるだろう。

しかし繰り返すが、運命とはこういうものかとしみじみ思う。

あの能登の地震が起きなければ
この事故は100％なかったのだから…


今日の一句



詣でても生死分かつは運しだい



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