カテゴリ:偐万葉
偐万葉・英坊篇(その8)
本日は、偐万葉シリーズ第140弾、英坊篇(その8)をお届け致します。 <参考>過去の偐万葉・英坊篇はコチラからどうぞ。 偐家持が英麻呂に贈りて詠める歌16首併せ 立山に 降り置く雪の 峰に恋ひ 崎の荒磯を 踏みつつぞ来し 英麻呂が返せる歌3首 磯の香に 酔うひまもなき 域の間に 女岩男岩と 美しの山峰 我ほこり みさかいもなく かける声 ちから入りても 同賛の声あり 立山の 美山の様は 雪と雲 仰ぎ観るれば 加う荘厳
神からや 雪の立山 撮り来れば (本歌)神奈備の 磐瀬の杜の 呼子鳥 立山の 神したまへる 水清み 富山羨しも 春はさらなり
ふくれしは 見惚れしこころ 咲く花に 言ふはをこなれ 空腹なしと (花より団子) 西行に なりたる心地 われもして 歌など詠まむと 花やめぐれる 菊浮かめ 呑むもよかりき 桜花
沈香も 焚かずにあれば 屁もひらず 春雨の しくしく降れば 知らず間に ゆかし桜の 色の道かな 花筏 流し今年も 行くや春 惜しと踏みつつ 春雨の道 朝に夕 背子は羨しも 立山を 行き来と見らむ 紀人羨しも (調首淡海 万葉集1-55)
早月の 川は遠しも 我背子は 胸ポケットに たたむと言へり 英麻呂が贈り来れる歌1首 酒に酔い さかづき挙げて 花仰ぎ 飲んで下され 真紅色まで 偐家持が追和して詠める歌1首 酔ひ酔ひて 浅き夢見に 咲く花と はしけやし 栄え少女と 咲き匂ふ 古城の桜 今盛りなり 桜花 貴婦人大橋 立山と
おのが庭に つばらに椿 咲きたるに
多箸の 詰めたる橋の 愛づらしく <注>掲載の写真は全て英坊3氏のブログからの転載です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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