カテゴリ:智麻呂絵画展
第138回智麻呂絵画展 本日、智麻呂邸を訪問し新作4点を仕入れて参りましたので、ストックの3点と合せ、智麻呂絵画展の開催と致します。 (元写真) スノードロップには「待雪草」とか「雪の花」という雅な別名もあるとのことなので、ヤカモチ館長も1首。 春されば 消ぬる雪もや 花と咲き ビッグジョン氏の花写真が絵になるのは、白彼岸花、リンドウに続き3作目であります。 次の絵は当ブログの2月19日の記事に掲載の写真を絵にされました。これは予想外のことでありましたが、花の絵師たる智麻呂さんも時々は建物の絵を描いてみたくなるもののようであります。 (元写真) これは、鎌倉だったかにご在住の五◎さんから送られて参りました、雛アラレ、ならぬ雛祭りクッキーであります。食文化も変化し、今やお雛様もアラレよりもクッキーやケーキがお好みなのかも知れませぬ。 さて、芋です。ど~んと何やら存在感のある大きなサツマイモ。これは、ご夫妻でお買い物に行かれた際、いつもなら「花」を所望される智麻呂さんが、珍しく「芋を買って。」と仰ったそうな。そう言って恒郎女さんが笑って居られました。 智麻呂も 時に花より 芋となる (筆蕪蕉) そしたら、今度は偐山頭火さんが下の焼き芋を手土産にやって来られました。かくて、図らずも「芋」の連作と相成りました。上の生の芋と下の焼いた芋とで色の微妙な違いを感じて戴ければと存じます。 さて、「焼き芋」で幕を閉じては花絵師・智麻呂の名がすたる、というもの。やはり、締めはお花の絵であります。 春の苑 くれなゐにほふ 桃の花 下照る道に 出で立つをとめ 次の花、菜の花もこの時期には外せない花。上のトマトでデイサービスに行って居られる間に描き上げられた絵であります。 山吹の露 菜の花の かこち顔なるや (松尾芭蕉) <参考>他の智麻呂絵画展は下記から。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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お世話になっております。 「サツマイモ」の色にはハットしました。 いつも素敵な歌をありがとうございます。本日、略称の看板を設置しました。
(2014.03.10 20:11:36)
ご来場・コメント有難うございます。
サツマイモ、なかなかに存在感があるでしょう(笑)。色も形も芋にしあれり、です。万葉の頃は「イモ」と言わず、「ウモ」と発音していたようですが。 >本日、略称の看板を設置しました。 はい、先程、拝見させていただきました。 なかなかいい雰囲気ですね。 富良野麓郷庵=富麓庵の益々のご発展をお祈り申し上げます。 (2014.03.10 21:11:19)
ふぁみり〜キャンパーさんへ
ご来場、コメント有難うございます。 恒例になった「勝手に選びましょう」はサツマイモでありましたか。 まあ、ジュンクではなく、順当な処でしょうか(笑)。 (2014.03.10 22:22:58)
智麻呂様のスノウドロップ、桃、菜の花の絵から春をいただきました♪♪
特に球根の中から冷たい土を割って出てきたスノウドロップ、花の白さも素敵ですが、ビッグジョンさんの写真が何より魅力的ですね。 沖縄の建物の絵、きっとシーサーなども想像されながら楽しんで描かれたのかしらと思いましたよ。 生のお芋は鳴門金時でしょうか?美味しそうな色ですね! 種子島の安納芋、中はきっと濃い黄色で甘みが濃厚ですよ。 種子島出身の友人が以前言っていましたが、紫芋も島から出さないようにしていたそうです。豚も黒豚しかいなくて大阪に来てピンクの豚を見てびっくりしたそうです。所変われば・・・ですね(笑) 美術館長様の編集、今回も歌も句も笑いも楽しませていただきました。 (2014.03.10 22:36:13)
紅あずま?のような綺麗ないろのサツマイモとほっくら焼きあがってプ~ンといい匂いのしそうな焼き芋と描き分けておられてやっぱり質感がすばらしいですね♪ *^^
こちらも昼は干しいもをオーブントースタで焼いて食べたのに描かずじまい。。^^; (2014.03.10 23:08:56)
ご来場・コメント有難うございます。
白、ピンク、黄色とそれぞれの春であります。 春は黄色の花が多い。その理由は春は黄色の花を好む虫が多いから、と最近のNHK・TVで園芸家の方が仰っていました。しかし、黄色の花が多いから、黄色を好む虫が多くなったとも考えられるではないか、とヤカモチは余り信用せず。 それで、「花が先か虫が先か」と考えた結果、「ニワトリが先か卵が先か」とは本質的に違う命題であることに気付きました。 花が先(咲き)に決まっているではないか。これは文法上そうなる・・との結論に達しました。 ビッグジョンさんの写真は実に魅力的。智麻呂さんが描きたくなるのも当然ですね。 さあ、どうでしょう。芋のことは「若草の妹」にお確かめ下さいませ。 紫芋は「紫の匂へる妹」を思い出してしまいますな。まあ、芋も妹も色々でござる。 (2014.03.10 23:25:10)
ご来場・コメント有難うございます。
おお、紅あずま、というのもありましたですな。こちらは「紫芋」と違って、「くれなゐ燃ゆる妹」であります(笑)。 春うらら 花もよけれど 今はもや それ焼き立ての 芋の香ぞよき (芋郎女) ひろろさんも智麻呂さんに倣って「時に芋なり」ですか(笑)。 「干しいも」懐かしいですね。思えば長らく食べていませんね。「欲しいものは干しいも」にて候。 まあ、「干し芋は喰うもの」にて「描くものではありませぬ」から、それでいいのではありますまいか(笑)。 (2014.03.10 23:43:23)
ひなまつりもおわりもものはなもなのはなにめがいきます。
文中に漢字・句読点がないと読みづらいですね。 「香しき 桃の一枝 百歳も 生業一途 春の苑庭」 (2014.03.11 16:04:35)
ご来場・コメント忝く候。
そうですね。雛祭りも終り、桃の花よりも菜の花の方に目が行くというのも、その通りかも知れません。 そして、桜が咲いたら、菜の花も忘れ去られる(笑)。 貫之の 面(つら)も知らざり 菜の花も 昔変らぬ 香にぞ咲きぬる (菜貫之<なのつらゆき>) (本歌)人はいさ 心もしらず ふるさとは 花ぞむかしの 香ににほひける (紀貫之 古今集42 小倉百人一首35) でしょうか(笑)。 >香しき 桃の一枝 百歳も 生業一途 春の苑庭 (英麻呂) 桃の花 一枝(ひとよ)のうちに 百種(ももくさ)の 言(こと)を込めてや 千歳(ちとせ)祝(ほ)ぐとぞ (桃原広嗣) (本歌)この花の 一枝(ひとよ)のうちに 百種(ももくさ)の 言(こと)ぞこもれる おほろかにすな (藤原広嗣 万葉集巻8-1456) (2014.03.11 19:19:09)
アララ、またまたビッグジョンの写真が素晴らしい絵に変身、うれしいなあ。
このこと、わがブログでも報告しないと。絵の写真を拝借いたします。 >花の絵師たる智麻呂さんも時々は建物の絵を描いてみたくなるもののようであります。 そうですね、「ときには違ったことをする」、この精神が好きです。 (2014.03.13 10:40:32)
>アララ、またまたビッグジョンの写真が素晴らしい絵に変身、うれしいなあ。
>このこと、わがブログでも報告しないと。絵の写真を拝借いたします。 ーーーーーーー そのように言って戴くと、無断でお写真をモデルにさせて戴いた智麻呂氏とそれを教唆した偐家持の違法性は阻却されることとなります(笑)。有難うございます。どうぞ「絵」の写真、如何様にもお使い下さいませ。 (2014.03.13 22:36:28) |
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