カテゴリ:言葉遊び
当ブログには「言葉遊び」というカテゴリの記事がある。
ながらくこのジャンルの記事を書いていないので、ご存じでない方も多いかも知れない。今日は久々にこの「言葉遊び」でもしてみようかと。 ![]() 先日の八尾界隈銀輪散歩で訪れた大信寺で、蕉門十哲の一人、宝井其角の句碑に遭遇しましたが、彼の句にこういうのがある。 けさたんとのめや菖の富田酒 (けさたんとのめやあやめのとんたさけ) 富田酒についてはコチラ(高槻市インターネット歴史館・13.富田の酒づくり)をご参照いただくとして、この句は前から読んでも、後ろから読んでも同じ文になるという「回文」にもなっている句なのである。 其角さんは「のめやあやめの」が回文になっていることに気付き、これを句にしてみようと前々から考えていたのではないかと思うが、句会の席で咄嗟にこれを思い付いたのなら大したものである。 それはさて置き、回文などは「言葉遊び」としては高級なものであるが、当ブログの「言葉遊び」はそのように高級なものではない。単なる駄洒落の遊びである。確か、かなり以前のことになるが、ブロ友のビッグジョンさんが小生のそのような駄洒落コメントについて、これをブログ本文に格上げして、記事として掲載して下さったことがあった筈と調べてみたら、ありました。 続・楽しい言葉(2012.10.24.)というのがそれです。 ということで、「続々・楽しい言葉」ではないが、同じようなものを思い付くままに記してみようかと。 (注)もう一つこのような記事もありました。 18歳と81歳の違い・けん家持編 2017.4.7. 野菜の値段が天候不良の影響で高騰しているらしいですが、野菜などを中心にした駄洒落としてみますかな。 先ず、藪から棒に・・、 薮からゴボウ 瓢箪から胡麻 論よりショウガ 下手の長ネギ 立て板に水茄子 無芸大根 氏よりスダチ 目の上の昆布 すれっからし菜 南無妙法レンコン、南無妙ほうれん草 南無阿弥陀ウリ、南無阿弥陀ウド、南無アシタバ 糠にクリ、豆腐にカラスガイ、沼にキーウィ、暖簾に茹で野菜 他人のそら豆、他人のそらニラ ウリ霧中、ウリ矢理、ウリが通れば道理が引っ込む 武士に煮豆は無い 男ミョウガに尽きる カボチャッカ半島 馬耳豆腐 馬の耳に自然薯、馬の耳にニンニク 胡瓜猫を噛む ローマはイチジクにして成らず 走れメロン・ダサいオサム作 南総里芋発見伝・滝沢馬脚作 海辺のカブラ・村上春花作 八日目の咳・吐く田光代作 以上にして置きます。 こういうものは、面白がる気がなければ、一向に面白くもないもの。 面白がるコツがあるとすれば、光景を思い描くことであろうか。 例えば、目の上のたん瘤ならぬ「目の上の昆布」。実際に誰かさんの目の上に塩昆布が貼り付いている光景を思い描くと滑稽では。或は、胡瓜が猫に噛みついている光景は滑稽ではないか。 そんなナンセンスは面白くもない?そういうお方は言葉遊びに不向きですな。他で遊んで下さい(笑)。 <参考>言葉遊びシリーズ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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