カテゴリ:偐万葉
偐万葉・ひろろ篇(その19)
久々の偐万葉シリーズ記事です。 偐万葉シリーズとしては第304弾の記事となる、ひろろ篇(その19)であります。 気が付けば、ひろろdecさん関連の歌が既に20首を超えていましたので、記事にまとめることとしました。 ひろろ篇は2017年1月13日以来ですから、2年4ヶ月ぶりになります。 <参考>過去の偐万葉・ひろろ篇はコチラからどうぞ。 ひろろdecさんのブログはコチラからどうぞ。 偐家持がひろろの郎女に贈りて詠める歌24首ほか わが里は まだ雪降らず 会津嶺の (本歌)わが里に 大雪降れり 大原の 見るは気のほど いまだ若かり (大伴若持) かささぎの わたせる橋は なくあれど (本歌)かささぎの わたせる橋に おく霜の 少女たち そのけがれなき まなざしを 花とやなしつ 明日は咲けかし (本歌)少女たち 開口の神の 樟の木の デジカメは わが宝物 愛犬の 散歩の時も 手放すべきや (額田少女) (本歌)三輪山を しかも隠すか 雲だにも 髪飾り やや桃色に 頑是なき うしろの席で しぐれ煮食ふか (牛山頭火) (元句)うしろすがたの しぐれてゆくか (種田山頭火) わが君は いづくありしや 留守居とは 蜜柑置き 待てお手伏せと リュウならぬ われはもや ふて寝などせじ 絵を描くとふ 留守居なる エルとひろろを わが見れば かくにやあると 言ふのほかなき 猪苗代湖 めぐれる道の いかにかも 猪苗代 いくのの道の 遠ければ いかがすべきと 決めかねつつも (本歌)大江山 いく野の道の とほければ ふるさとは 空も水面も 金色の 慈愛の色に 染みて暮れゆく (偐中也) この年の よきもあしきも 押し包み <参考>中原中也の詩「夕照」、「冬の長門峡」 なにあれど なんくるないさ なるやうに 臈たけき 若きをみなの 眼差しは 光の春を 告げるとならし もの思へば 悲しと春は 娘子らに 微塵の光 降り注ぎつつ プリマベーラ 目覚めの季節 会津嶺へ 届けむ笑みの ヴィオロンの声 しあはせは スープのむとき あたたかき 寒き日に 疲れ帰れば われを待つ 母のスープの 香のあたたかき 猫だにも 恋ふるときあり 風をだに (本歌)君待つと 我が恋ひをれば 我がやどの 風をだに 恋ふるはともし 風をだに お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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