カテゴリ:偐万葉
偐万葉・若草篇(その24)
本日は、偐万葉シリーズ第307弾、若草篇(その24)とします。 <参考>過去の偐万葉・若草篇はコチラから。 偐家持が小万知に贈りて詠める歌14首ほか ヤカモチの 心のほどは 秘したるも しらず色にぞ 出でてもあるか (丸秘家持) 親鳥も ももの思ひも みな人の 思ひも同じ 無事に巣立てと (鳩居堂仙人) 旅立ちの 日には贈らむ ひと枝の 言の葉添へて 山鳩の歌 (鳩居堂仙人) 煤逃げの ヤカモチわれは なんのかの 言ひて銀輪 徘徊の日々 白い蘭を 智麻呂さんが 絵にかいて (本歌)「この味がいいね」と君が言ったから 七月六日はサラダ記念日 (俵万智) (本歌)吉野なる夏実の川の川淀に鴨そ鳴くなる山陰にして(湯原王 万葉集巻3-375) 腰痛の おそれある身は そのポーズ (本歌)大江山 いく野の道の とほければ ひさかたの 雨も降らねば 蓮葉に
(本歌)ひさかたの 雨も降らぬか 蓮葉に 蕪村殿 句碑十三基 梅雨に濡れ (元句)鳥羽殿へ 五六騎いそぐ 野分哉 (蕪村) 京の夏 ひねもす蕪村 蕪村かな (元句)春の海 終日のたり のたりかな (蕪村) 耳よりの 話は耳の 日にあれな 鼻の日などは 口惜しきこと (目家持) 逝く夏を 惜しみて鳴くか 法師蝉 わが待つ秋に 恋ひてこそ鳴け (蝉家持) 葦の丈 長くそなりぬ 堀に入り (本歌)君が行き 日長くなりぬ 山尋ね 小万知さんが いいことあるよと くれたから 並びに偐山頭火が詠める歌2首ほか 柿積めば 医者が詰むなり 西吉野 (まさか子規) 薮医者は 柿で八年 永らへて 薬師は柿を 煎じたりして (桃栗病院) わが山の 柿の実なるか 庭に積みし (本歌)わが園の 李の花か 庭に落りし 上首尾と ならぬが上用 饅頭と 栗のごとには ならぬも道理 (栗饅頭火) 偐山頭火が贈り来れる句に偐家持が付けたる脇句 花弁の 落ちをさがしつ 落ちが無く (お粗末山頭火) 発見率に 落ちをぞ見しか (落ち武者火) 欲は捨て 蓮のうてなに われはもや <替え歌>奥田池(偐木ひろし) 時の流れに 流されて ずっと忘れて いたけれど 蓮の葉っぱに 奥田の池を 思い出してる 二人の爺よ <元歌>千曲川(五木ひろし) 水の流れに 花びらを そっと浮かべて 泣いたひと 忘れな草に かえらぬ恋を 思い出させる 信濃の旅よ 偐山頭火が贈り来れる句に偐家持が付けたる脇句 うろ覚え 覚醒すると 恥ずかしき (偐山頭火) 玉と拾はむ 細石もなし (偐家持) (本歌)信濃なる ちくまの川の さゝれしも 偐山頭火の贈り来れる歌1首に偐家持が追和せる歌1首 閉鎖とは さを差すものぞ ヤフー殿 (本歌)紫は 灰指すものぞ 海石榴市の ソフトとは やさしきものを 閉鎖とは (本歌)忘れ草 わが下紐に 着けたれど きみが行き われは後追ふ あべの筋 (本歌)君が行き 日長くなりぬ 山尋ね 我が行き 君が呼び止め 後ずさり 難解本線 半解途中 (小言聴かん徳) (注)難解本線=南海本線 半解途中=阪堺(線)途中 あびるほど 食ふことなかれ にんにくは モネの真似 してもみよとか 睡蓮の 写真を置きて 偐頭火去り (山頭水) 偐山頭火氏が贈り来れる句に偐家持が付けたる脇句 西洋の 坊主に描かる 高野くん (偐坊主) それ南無三や 大日如来 (偐こうや) <参考>偐山頭火氏のブログはコチラ。お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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