偐万葉田舎家持歌集
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若草読書会は昨年2月2日開催の新年会を最後に休会が続いている。 昨日は、大阪府の新規感染者数が1099人と、初めて1000人を突破するなど、コロナ禍は第4波の拡大期に入って居り、終息の道なお遠しの状態。読書会もいつ再開できるのか見通せない状況である。 そんな中、メンバーの一人である景郎女さんから、「お元気ですか?断捨離の中、一番困る冊子ですネ(笑)。よいようになさってネ。」というメッセージとともに「野の花文庫45周年記念誌」が送られて来ました。 景郎女さんが取り組んで来られた、子ども達に絵本を読み聞かせるという活動を中心とした「野の花文庫」の活動も、はや45年にもなりますか。 第4号とあるから、30周年の年から5年ごとに記念誌を発刊されているのかもしれない。 1975年~1980年の東大阪市時代、1980年~2001年の大山崎円明寺時代、2002年~現在の高槻市時代のことが紹介されている「野の花文庫のあゆみ」や文庫の子ども達からの寄稿、文庫で育った先輩達からの寄稿など、全72ページの、楽しく立派な記念誌であります。 ののはな 谷川俊太郎 はなののののはな はなのななあに なずななのはな なもないのばな (「ことばあそびうた」福音館書店) 記念誌(下掲写真「同上7」参照)に掲載されている谷川俊太郎の詩。 野の花文庫という命名は、マタイによる福音書第6章28節~29節にある「野の花」によるのかと何となく思っていたが、この詩に由来するものであるのかもしれない。 谷川俊太郎の「ことばあそびうた」は1973年初版発行であるから、野の花文庫創設1975年と時期的にも合っている。 (同上1) (同上2) (同上3) (同上4) (同上5) (同上6) (同上7) よいようにしてネ、という景郎女さんのお言葉に従って、このようにブログ記事に転載してしまいましたが、これが「よいように」という言葉の許容範囲内であるのかどうかは微妙ですかな(笑)。 景郎女さんの素晴らしい活動、その歩みに最大の敬意を表し、彼女やそのお仲間の皆さまのご健勝をお祈り申し上げ、野の花文庫がますますご発展されることを願って居ります。 <参考>若草読書会関連の過去記事はコチラ。 <追記:2021.5.3.> 景郎女さんから、当記事を読ませていただいたとして、若草読書会メンバー宛メールでメールがあり、そのメールに、上記谷川俊太郎著「ことばあそびうた」の写真が3点添付されていました。それを下記の追加掲載させていただきます。 なお、野の花文庫の「野の花」の出典はマタイの福音書からとのことでした。 (「ことばあそびうた」) (同上・かえる) (同上・かっぱ)
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プロフィール
けん家持
養老2年(718年)の生まれゆゑ、年令1306才(養老元年生れ説だと1307才)。銀輪歌人、偐家持(ニセヤカモチ)。若草の里の読書会に屯しています。時に「まっ黒の走子」。時に「偐定家」。時に「筆蕪蕉(不精者)」であります。また、時々は偐家持美術館のヤカモチ館長でもあります。自転車(銀輪)であちらこちらを気ままに散歩し、花を愛でたり、虫と遊んだり、万葉調の歌(と言っても大抵は戯れ歌)などを作ったりしています。
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