カテゴリ:花
今日は月例の墓参。
墓への坂道の途中にある民家の庭先では、今年もギンバイカの花が咲いていました。 (ギンバイカ)<参考>ギンバイカ・Wikipedia この花に気が付いたのは3年前のことでありましたが、道端から少し民家の庭先に入ったところにあるので、ながらく気が付かずにいたものでした。 3年前のその時の写真の方が鮮明に写っているみたいですから、下記の参考記事をご参照ください。 <参考>墓参、花散歩ほぼ白い花 2020.6.5. このギンバイカの実は食べられるということをネット検索で知ったので、以前、黒く熟したとみられる実を齧ってみたことがあるが、渋みがあって、食えたものではない、ということを経験している。そのことは、下記の参考記事に記載しているので、省略します。 <参考>墓参&病院へ(一過性脳虚血発作) 2020.12.4. さらに坂道を上る。 赤いタチアオイの花が民家の窓辺に咲いていた。 (タチアオイ) 真っ赤なタチアオイの花というのは珍しい気もするが、白い壁によく似合っている。 タチアオイの花は下から順々に咲いて行き、テッペンの花が咲くと梅雨が明けると言われているらしいが、此処のタチアオイはもうテッペン近くまで咲き、アト二つ三つ咲くとテッペンの花に到達しそう。 どうやら此処のお宅は、梅雨明けが早そうである(笑)。 そこから、少し坂を上ったところにあるお寺が「門前の言葉」の寺であるのだが、ご住職の代が替わったのか、毎月貼り替えられていた門前の言葉が、近ごろはおざなりになっていて、今回も4月の墓参の時のものと同じものが貼られたまま。 これで、4月、5月、6月と三回も続けて、同じものを見せられたことになり、興醒めというものである(笑)。 寺の前で、一つ南側の坂道に移り、その坂道を上って行く。 テニスクラブを過ぎたところにムクロジの古木があり、そのそばに枇杷の木がある。4月の墓参の折に撮影し「枇杷の実の赤ちゃん」として紹介した枇杷の実がもう立派に熟して、枇杷の実らしくなっていました。 <参考>ミツバアケビの花 2023.4.10. (枇杷の実) 枇杷の木の隣にはアカメガシワの木。 雄花が咲いていました。 (アカメガシワの雄花)<参考>アカメガシワ・Wikipedia アカメガシワは雌雄異株である。雌花は余り見かけないから、雌株の木よりも雄株の木の方が多いのかもしれない。 もう9年も前のことになるが、河内飛鳥川べりを銀輪散歩した際に、その雌花を撮影して記事アップしたことがある。 <参考>河内飛鳥川銀輪散歩(その1) 2014.6.20. 雌花の写真はコチラ。 さらに勾配がきつくなる坂道を上る。 左側は川になっていて、石垣にへばりつくように咲いていたのはヒルザキツキミソウ。 (ヒルザキツキミソウ) 墓地入口近くにアキニレの木があるのだが、イタドリが大きく育って、アキニレに負けないくらいの高さにまで・・。 (イタドリ 背後はアキニレ) アキニレに負けないくらいの高さ、というのはさすがに言い過ぎではあるが、背後のアキニレの高木の半分くらいの高さは十分にある。 墓地に到着。 (墓地からの眺め 左手に見えるのがアキニレの木) 今日は、天気はイマイチ。今夜はまた雨のようである。 西に広がる大阪平野の眺めもイマイチ。OBPなど大阪市内のビル街もどんよりした靄の中に沈んでいる。 (ドクダミ) 梅雨の時期に元気なのはドクダミ。 (同上) その匂いはノーサンキューであるが、花は可愛い。 (同上) ヒメジョオンも元気である。 墓地の所々に咲いている。 (ヒメジョオン) (同上) ヒメジョオンによく似た花がハルジオン。 花園中央公園で先月に撮影したハルジオンの写真があるので、参考までに掲載して置きます。 (ハルジオン) ヒメジョオンは細いけれど一応花びらという感じの花弁であるのに対して、ハルジオンはもっと細くて糸のような花弁である。 葉の付き方や背丈の高さや花が咲く時期なども違いがあるが、一番手っ取り早い見分け方は、茎を折ってみて、中が空洞であればハルジオン、白い芯が詰まっていればヒメジョオンという方法である。しかし、これはいささか乱暴であるから、最後の手段(笑)。 (同上) 墓地には、ムラサキツユクサやオオキンケイギクなども咲いていましたが、そんな中で撮ったのはヤブジラミ。 (ヤブジラミ)<参考>ヤブジラミ・Wikipedia この花もこれまで何度か記事に取り上げているが、所謂「ひっつき虫」であり、実のなる時期には近づかない方がいい。 さて、墓地の外周の木に白っぽいもの。南側はこれ。 (カシの花か) 遠くに見えている木をズームで撮影したので、断定はできないが、樫の木の花らしきものも咲いていた。 そして北側はこれ。南側よりもずっと遠くの木で、肉眼では何か分からない。ズームアップしてみたら、こんな花。 (何の花?) 墓参を済ませての帰り、ナツメの木のあるところまで坂道を下って来て、木を覗いてみると、花が咲いていました。 (ナツメの花と蟻) ナツメの花は、上の写真でも分かるように、とても小さな花。 蟻が二匹仲良く並んで蜜を舐めてでもいるのだろうか。 (同上) (同上) ナツメは蟻に受粉をして貰っているのか、それともアブラムシなど迷惑な虫を退治して貰うために蟻を呼び寄せているのであるか。 道教では、ナツメの実は不老長寿の薬とされる。仙人はこれを食しているらしい。アリが世話をするアリがたい薬という訳でアリます。 さて、帰り道、例の門前の言葉の寺の前まで帰って来たところで、杖をつきながら坂道を上って来られたお婆さんに声をかけられた。「この近くに郵便ポストがありますか?」というもの。寺の近くにあると、どなたかに説明を受けられたらしい。 しかし、ヤカモチの知る限りでは、近くに郵便ポストなどはない。 「さあ、存じ上げませんね。お寺はこれですが、ポストなどはなかったかと思いますが・・。」 とは言え、ヤカモチが見落としていただけのことかもしれず、また、こちらへは別の用があって上って来られたのかもしれないので、そのままやり過ごしましたが、今考えると、坂の上り口まで下り、自宅方向の北へと進むと、我が集落の寺への上り口に郵便ポストがあるから、そのポストのことを教えられたのかもしれない、と思い至った次第。 質問を受けたのは、郵便ポストのある位置からは300m以上離れていること、質問を受けた場所が隣の集落であったことなどから、とっさにはそのポストのことが思い浮かばず、この集落内の何処かのポストという思考に陥っていたということで、無意識のうちに我が集落内のポストのことに思いが行かなかったのだろう。 人は、ある状況下で物事に思いをめぐらす時、知らぬうちに一定の前提条件を置いて、思考するものであるらしい。 今回の場合、「この近く」「お寺の近く」ということで、隣接するわが集落内のポストは思考から排除されてしまったようだ。 「何処かポストのある場所をご存じですか?」という質問なら、自身が知っているポストの場所、ということで、すぐに我が集落内のポストの位置を告げただろうと思う。 「少し距離はありますが、来られた道を引き返して・・」などと道を教えたことだろう。或いは、帰り道のことだから、そこまでお婆さんをご案内することもできたかもしれない。 ヤカモチも、旅先などで自転車がパンクした時には、自転車屋さんが近くにあるかどうかなどを人に尋ねることがあるが、その場合、「近くに自転車屋さんがありますか?」ではなく、「何処か自転車屋さんのある場所をご存じですか?」と尋ねる方が適切かもしれないと思った次第。 <参考> 墓参関連の過去記事はコチラ。 <参考>花関連の過去記事 花(5)・2022~ 花(4)・2020.4.~2021 花(3)・2017~2020.3. 花(2)・2012~2016 花(1)・2007~2011 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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