カテゴリ:偐万葉
偐万葉・どち篇(その12)
今日は偐万葉シリーズ記事第340弾、偐万葉・どち篇(その12)であります。 1.健人会関係 健人会の集ひに寄せて詠める歌2首 また花の ときにぞ逢はむ 思ふどち 桜花 咲ける盛りに 逢はむとて 雨は降るとも われ参り来し (偐家持) 岬麻呂に贈りて詠める歌20首 岬麻呂の旅に寄せて詠める歌18首 寄する波 吹き来る風の 音清み 遊べ海にと 我誘ふらし (浜家持) 恋ひ来れば イダの浜木綿 花咲きて (本歌)み熊野の 浦の浜木綿 百重なす 心は思へど 直に逢はぬかも 降り立ちて 雨降り止むは 晴れをとめ もみぢ旅に あれど始めに 求めしは 小樽運河 酒樽運河と 見つつ行く 堺も酒井 酒人われは (偐酒持) さ夜更けて 響き懐かし きたぐにに あどけなき 姿刹那に のこしつつ しかたなく しかもするらし 雨宿り 紅葉の谷に 小雨の降れば (偐鹿持) (本歌)月々に 月見る月は 多けれど 月見る月は この月の月 (作者不詳) なまよみの 甲斐の国にし 参り来て 火の色に 咲く花見むと わが来れば 石垣の 島に春咲く カエンボク つぎて見まくの 欲しき花かも (岬郎女) 流氷の 旅にしあれど 岬麻呂 先に訪ねな 能取の岬 (岬家持) 我はもや 流氷に乗りぬ 知床の さ夜更けて 軋む音すなり 流氷の 流氷の 寄せ来る夜は 海が鳴く 岬麻呂氏の旅報告終了の報ありたるを受けて詠める歌1首 幾十年 旅ゆきゆきて 今をかも 立ち別れまく 惜しき夕かも (偐家持) (本歌)しなざかる 越に五年 住み住みて 立ち別れまく 惜しき夕かも 岬麻呂氏宛て返信メールに添えたる歌1首 松が枝の 色は変らじ 八千代にも (本歌)紫陽花の 八重咲く如く やつ代にを いませわが背子 見つつ思はむ クニ麻呂に贈りて詠める歌1首 野麻呂に贈りて詠める歌1首 思ふどち まさきくもあれ 常磐なる 松のさ枝を 結び願はな (松家持) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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今日も 踏み越えて行くが けん家持さんの マイウェイ。
(2024.04.07 18:44:14)
lavien10さんへ
>花も嵐も銀輪で今日も踏み越えて行くが けん家持さんのマイウェイ 愛染かつら、ですな(笑)。 わが生きる 道にあらずも 銀輪は 花も嵐も 踏み越え行くか ひとり行く 月の比叡や 瀬田の風 ほろほろ鳥の 鳴かずもあるか (2024.04.08 15:35:10)
>歌の一首も読めないと、教養ある大人
とは言えない・・ まあ、今はそういうことでもないでしょうが、 ヤカモチモドキのニセ家持、歌モドキなどしてみむとて・・であります(笑)。 (2024.04.08 15:41:22)
>すみません クタクタで
目しょぼでも 花海緑見たく 旅たより チンドンコンクール出場のための富山遠征の旅、お疲れ様です。 これやこの 行きも帰りも チンドンの 富山遠征 くたびれ候 ですな(笑)。 (2024.04.08 15:51:14)
家持様
たくさん詠んでいただきました。旅の思い出がよみがえります。 ありがとうございました。 しばらく旅だよりご無沙汰しています。夫婦共高齢で何かと体調不良で旅から遠ざかっています。 近日中に桜だよりをお届けしたいと考えています。しかし例年より東北の桜開花が早いと予測して、予約しましたが開花直前のようです。今日は近隣の公園が満開で、東北に桜が無ければ近隣公園の桜の写真を代用でもしましょうか(笑う)。 (2024.04.08 17:00:10)
>たくさん詠んでいただきました。
偐万葉どち篇は、今や偐万葉岬麻呂篇の観ありとなっていますが、岬麻呂関連歌もいつの間にやら205首を数えるに至っています。 >しばらく旅だよりご無沙汰しています。 夫婦共高齢で何かと体調不良で旅から 遠ざかっています。 どうぞご自愛ください。ご無理ないペース、マイペースで旅をお続けくだされば、と思います。 >例年より東北の桜開花が早いと予測して、 予約しましたが開花直前のようです。 今年は、例年より開花が全国的に大きく遅れたようで、若草読書会のお花見も完全に「ハズレ」てしまいましたが、桜の満開の時期を事前に予測するのは無理ですね。東北への桜旅、近々に挙行されますか。お気をつけてお出かけください。お便りを楽しみにしています。 >東北に桜が無ければ近隣公園の桜の写真を 代用でも・・ まあ、ソメイヨシノはすべてクローンですから、花だけを撮れば何処で咲いても同じ花。近隣公園のそれも東北のそれもみな同じ(笑)。 (2024.04.09 09:42:52) |
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