テーマ:中国&台湾(3301)
カテゴリ:台湾の玉石混淆
日本統治時代に台湾の民生に貢献した技師・八田與一(はった・よいち)ら一家が住んだ宿舎が、現地でほぼ復元されたという。
偉人の顕彰が着々と継承されていくのは、すばらしいことだ。 以下、金沢市の 『北國新聞』 平成23年3月10日の社説から: ≪八田宿舎復元 交流の担い手育てる拠点に 台湾で烏山頭(うさんとう)ダムを築いた八田與一技師 (金沢市出身) が工事中に使っていた宿舎が現地でほぼ復元され、今年5月8日の技師の墓前祭に合わせて開園する記念公園の輪郭が整ってきた。 日本統治時代の歴史をしのぶ建物の復元は、その時代の評価をめぐって 「親日」 「反日」 に分かれてきた台湾の戦後史を思えば感慨もひとしおである。 復元宿舎4棟を中心とする記念公園は、金沢の 「八田技師夫妻を慕い台湾と友好の会」 が毎年、現地の人々とともに墓前祭に参列し、正式な国交がないなかで地道に心を通わせてきた地域間交流の実りでもある。 台湾では日本からの観光客誘致に期待が高まっているが、日台の懸け橋となった八田技師の足跡や草の根交流が実を結んだ経緯も考えれば、観光資源にとどまらず、交流の新たな担い手を育てる拠点としての位置づけを明確にしたい。 復元される宿舎には 「家具を贈ろう」 キャンペーンで県民から寄せられた同時代の家具や調度品も近く搬入される。 まさに台湾における石川の拠点といえ、これから交流を拡大するうえで強固な基盤となる。 石川からも積極的に知恵を出し、日台関係の進展につながる活用策を考えていきたい。 台湾では日本のアニメやドラマなどのポップカルチャーが若者に定着している。 日本語世代が語り継いできた八田技師への感謝の念を若者たちが触れることで、日本への親近感がより深まり、親日的な土壌も耕されていくだろう。 石川県から台湾への修学旅行が増え、技師を通じた学校間交流が広がってきたのも世代をつなぐ心強い動きである。 海外で活躍した郷土の偉人に光を当てれば、国を超えて再評価の動きが広がり、未来へ向かって交流の新たな扉が開かれる。 これは八田技師に限らず、米国ワシントンからの桜の里帰りプロジェクトが動き出した高峰譲吉博士の顕彰活動にも当てはまる。 海外との交流の広がりが期待できるという点では、今秋に顕彰施設ができる鈴木大拙も2人に劣らない。郷土の偉人を通したスケールの大きな国際交流を、金沢、石川の強みにしていきたい。≫ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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21日羽田発で高雄へ向かい、帰路、烏山頭水庫を訪ねる予定でした。今までに二回行っていますが、何か古里へ帰った気のする人情と景色ですね。夕食、最寄のホテルでビールを二本、“接待”されました。ホテルから奢ってもらった、ただ一度の経験です。
情報、ありがとうございます。 今回は中止せざるを得ませんでしたが、近々、訪れたいと思います。 (Mar 27, 2011 10:44:25 PM)
はじめまして。毎日拝見しております。役立つ情報、いつも有難うございます。3月に訪れたときには宿舎はまだ工事中の様でしたが、かなり完成していると思いました。私のブログ ( http://shota-k.cocolog-nifty.com/blog/ )の平成23年3月14日分にそのときの写真を載せいておりますので、よろしければご覧頂ければと存知ます。何かの御参考になれば幸甚です。
(Apr 9, 2011 01:12:31 PM)
SHOTAさん
ブログ拝見しました。撮影禁止場所の貴重な記録ですね(笑): http://shota-k.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-f143.html 毎日このブログに来てくださっているとのこと、恐れ入ります。もっとも頻繁に更新しているのは 「画廊メモ」 のほうで、本篇更新がおろそかになっていてすみません。 ブログを始めたころは 「短く書いて毎日更新」 のつもりだったのですが、けっきょく長文を書かないと納まらなくなった次第です。 (Apr 9, 2011 11:14:43 PM)
パッテンライというアニメも作られていますが
奥さんのとよきさんを描いた映画が作成中のはずで 世界遺産登録運動が台湾で行われています。 ちなみに台湾は国連に加盟していないので 日本からユネスコに申請してくれという運動です。 屏東県にある鳥居信平のダムもすごいダムですよ。 ご参考までに (Jun 29, 2011 10:43:55 AM) |
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