筍掘り
毎年、裏山で筍がたくさん取れます。というのは、秋から冬にかけて竹を伐採しているからです。竹は、切らないと筍が出てこないのです。3月から筍が出てくるのですが、私が筍を収穫する前に3月から4月にかけて猪が食べてしまいます。猪は、土の中から匂いで探り当てるので、先に食べてしまいます。一斉にいろいろなところで筍が出ると猪だけでは食べきれないので、人間にも分け前をもらうことができます。やっとその時期が来たようです。筍掘り専用の鍬(普通の鍬より細く重い)で筍の周りを掘り、最後に一気に筍を根から切り取る感じです。大変な重労働です。ところがご覧の写真のように、庭にひょっこり現れる筍もあります。これは、楽に掘れるのでとてもラッキーです。 その他は、山林の中の筍たちです。 竹は地下茎の植物です。竹の根が地面の中を縦横無尽に広がっています。筍を1個見つけ穴を掘れば、根から筍が育ったことがわかります。その根が伸びている方向をさぐると次の筍も見つけやすくなります。 今日は5本の収穫でした。どんな料理にして食べるか楽しみです。筍の炒め物1 筍の皮をとり、米ぬかと塩を入れて、あく抜き、下茹でを10分する。2 筍1つを一口大にスライスする。3 合わせだし(みりん:大さじ1 酒:大さじ1 砂糖:大さじ1 醤油:大さじ1 鶏がらスープの素:大さじ1 キムチの素:大さじ1)を1に入れて、合わせだしがなくなるまで煮る。完成NHK「趣味どき」春ベジらいふで筍料理を紹介していました。実際に作ってみました。筍ご飯1 下茹でした筍、シイタケを細かく切る。2 お米1号、もち米1号をとぐ。3 合わせ汁(市販の出汁:10ml、酒:大さじ2、しょう油:大さじ2、砂糖:小さじ1)を入れて、炊飯器の水の分量を合わせる。(水の量:米180㏄×1.1+もち米180㏄÷2×1.1=297㏄)4 3の出し汁にお米等を30分位水につけ、1を炊飯器の米等の上にのせ、お米をたく。5 お米がたけたら、茹でたグリンピースと茹でたニンジンを細かく切って、混ぜ合わせる。ミツバをのせて、完成‼ 妻が「おいしい!」と言ってお代わりしていました。筍を食べて、五月病予防をしよう 筍は、不溶性食物繊維を多く含むので、便秘の解消や大腸がんの予防、血糖値の上昇抑制、コレステロールの吸収を妨げる働きがあるとされています。またカリウムは高血圧の予防、むくみの解消に効果があります。そして、チロシンは神経伝達物質の生成や分泌を促します。例えばドーパミンが多く出ると、やる気や満足感、興奮などを作り出します。まさに今の季節に筍を食することは、五月病予防に最適だということです。